肥満の平均年齢は毎年下がっているようだ。今では14-5歳の少女がその波にのり、肥満と一緒に備わるホルモンの分泌も上昇するようで、少女とは思えない挑発的なタイトなTシャツはヘソ出しルック。出すのが臍だけならまだ良い、後ろに回ると股上の短いパンツから尻の割れ目が垣間見えている。道に物が落ちていても間違っても拾うなよと提言したい。
昨今の米国のテレビ番組は女性上位の頂点に達した。 刑事番組で二人の刑事の一人は女性になる。 長いストレートの髪の毛を両側にだらりと垂らし、 あれでよく逃げる犯人を走って追いかけられると感心する。 彼らが警察署に戻っての報告場面で出てくる上司の半分は女性。それも黒人女性が何故か多い。 資料室のコンピュータ ルームの専門家は今では東洋人の役者が定番だ。 外で足を棒にして駆け回る刑事は白人、署内で命令を下す上司は黒人、そして研究や資料室の中は東洋人。 これが平均的に文句の出ない現在のアファーマティヴ アクシオン (積極的差別是措置)となる。テレビ、映画の世界も気を使っているのだと感心する。
しかし気になるのは、どの番組を観ても女性の胸元だ。 私がムナペチャの一生を生きなければならない悲劇の女性として遺憾である。
豊な乳房というがあれは脂肪の塊なのだ。私はそう信じている。もしかしたら違うかもしれないがマア良い、私はそうしておく。そのほうが気分が良いから。 ほっそり型(??誰の事かな?)の女性には脂肪の塊は縁がないとしておこう。
だが、豊胸手術が日常茶飯事の昨今、家庭の主婦でも、独身女性でも、はては未熟な18歳程度の女子までも整形をする。 そしてどうせ高い資金で誂えた二つの乳房、ひとり悦に入っているのでは採算が合わないとでもいうのか、世の中へ見せて歩く。
そして出来上がったのが、ガリガリに痩せ、目がくぼみ、頬がこけた女優が巨大な胸元をこれ見よがしに(ひがむ私にはそう見える)半分出して、体を前に傾けて、犯人に尋問をしている、或いは同僚の男性社員と歓談している場面を観せられることになる。 周りの人が気の毒になる。 あれを見つめればセクハラになる。かといって無視すれば、彼女が折角披露しようとしているチャームポイントの意味がなくなる。 はてサテ世の中とは面白い。