2009年2月28日土曜日

マンモス 十字架



高速を南に向かって、さて次の出口で降りたら自宅というあたりから姿が見え始める巨大な十字架がこの二月から突如顔を表した。 高さ 51.81メートル。 総工費概算 250,000ドル 高速の真横にニョッキリと顔を出す不気味な十字架。 傍に寄ると威圧されるような高さを感じる。 
後の建物はマンモス バプティスト教会。 もちろん十字架はこの教会が建てたもの。私はこの教会に所属していないから建てた理由は知らない。 彼らの運営する教会資金から何をしてもそれは全く彼らの自由である。この街でも数少ない巨大な信者数と底知れないな財力を持つ教会である。やはりすることが大きい。  

昨年の八月に私はこのブログで「三つの十字架」と題して、裸の十字架、すなわちイエス.キリストの像の付いていない十字架にたいする不気味さを書いたが、 その裸の十字架もこう巨大になると、十字架の神秘性など吹っ飛ぶ。 十字架があって、復活があって、初めてイエスの受難を感じ取るキリスト教の真理というよりも、 あの2000年前の時代の十字架の意味。 死刑、処刑を想い起こさせる威圧感を感じる。これは罪の意識の中で生きている私のサガであろうか。 

かつてこの教会の信者であったお向かいのテイラーさんに早速訊いてみた。 どうしてあそこに十字架なの?  彼の答は傑作であった。 
多分、誰もがあの十字架を見上げて、 悔悛の気持ちを感じて、 イエス キリストを想いだし、皆が教会への道を歩いてくれれば意味があると、まあ、そんなもんではないかナ? でも正直に言って、あれだけ大きいと、 ヘッ、台風の時は大丈夫だろうか、 テキサス産の竜巻には生き残れるだろうか? 夜間飛行にはちゃんと見えているだろうか、 しかし、 ドデカイね。いったい、いくらかかったのかナ~というのが正直は感想ではないかしら。
何ともおかしな答えが返ってきた。 それって キリスト者の答とは程遠い答えです。 という私に、 いやいや、私も最近バプティスト教とは少し疎遠になっていてね。 いろいろと付いていけない問題があるのよ。そこで、今はメソジストの教会へ出かけています。  
なんかどこかで聞いたような話だナ~確かこれと同じことをしていた私の友人が居たはずだが。
彼女元気かしら。

2009年2月27日金曜日

じゅんたろう さんが投稿「じゅんたろう さんが投稿「バード パラダイス」にコメントを書き込みました。」にコメントを書き込みました。

そののんきさがとっても素晴らしいのです。でもドカーンはやばい!
私は酒もタバコも止めていません。只ロザリオはもう数年毎朝しています。その分少し早く起きるだけです。若い時のように苦虫を噛み潰したような面(つら)で世界中の苦しみをを一人でしょっている風はしません。
今生きているだけで充分苦しみなのですから。



じゅんたろうさん オハヨウございます

世界の苦しみは大きすぎます。 
アメリカは、 先週の失業者は 667,000名。 今週は631,000名だそうです。
デパートの婦人服売り場の値下げは 50%から 品物によっては 75%になりました。
もうしゃにむに 現金に取り換えている状態です。在庫を抱えてはやっていけないのでしょう。 失業保険の役所への人口は今週だけで、600,000名が申請しているそうです。 
パート タイマーは普通失業保険は支払っていませんから、彼らはどうするのでしょう。  考えただけで ゾットします。  
それなのに、 資金援助を受けている銀行では、 上客を連れて チャーター機でラスヴェガスへ行き 毎夜パーティーを催しているとか。  この資金は政府援助金からではない、 前からあった予算を使っていると恥ずかしげもなくです。

政府援助金の最終案として出された政案は1,100頁もあり、 夜の九時過ぎに出来あがり、翌朝には可決されましたが、 その間に1,100頁をすべて読んだ議員は居なかったとか、 もちろんオバマ大統領も読んでいません、それでも調印されました。すなわち中身は国民にも知らされていないという事です。海洋調査団、 地球温暖化調査団、 自然保護団、などなどへ渡される資金は何万ドル、 もちろん大切な事項ですが、 今失業して、来月の家の月賦が支払へない人たちには程遠い援助です。結局お役所仕事とはそんなものなのでしょう。

さてさて、このような重荷はいったいだれが担ってくれるのでしょう。 イエス.キリストはなんと仰いますでしょうか? 「実を結ばないイチジクは枯れる」ですか?      

2009年2月26日木曜日

じゅんたろう さんが投稿「バード パラダイス」にコメントを書き込みました。

ピーマン、トマトがそれほど高いのですか!日本でもトマトやピーマン胡瓜も季節柄高いです。どちらかといえばヴェジタリアンの私の考えは季節でない野菜は買わないと決めています。栄養価が少ないからです。
トマト、ナスは同じ土地での連作は駄目です。土を入れ替ええるようにしては。我が家の窓辺のトマトは数個実をつけています。しかし熟れても硬いままです。自然って良くしたものですね。
実のならないイチジクって何か聖書の記事を思い出しますね。お隣さんがおっしゃるように北側のあまり日当たりの好くない場所が実をつけるようです。日本でいえば梅雨の頃さし木で十分大きくなりますよ。以前神戸の御影にいた頃どっさり実りました。
兎に角今年の冬は野菜が高騰で困りました。




じゅんたろうさん こんにちは、いつもブログを読んでいてくださってありがとうございます。

呪われたイチジク、 マテオ でしたね、 あれは イエス様がイチジクの木を枯らしてしまうのでした。 アレッそうすると、20年も実の成らないイチジクがまだ枯れずにあるとは、イエス様は未だ私達の家には姿を現してくださっていないのかもしれません。困りました。

もう聖書を読まなくなって一年経ちます。 想い出させてくださってありがとうございます。今日の灰の水曜から、四旬節の間は通勤の車の中でロザリオを唱えようと今朝から始めましたら、 交差点のところで、 後ろからどこかのオバちゃんにぶつけられました。 医者の予約があるのに、何よ、早くしなさいって、怒鳴られました。やはり頭が運転から離れているとこうなるのですね。 それで通勤中のロザリオは辞めました。 
祈りながら天国行きならいいのですが、 体がつぶれて生き残ったら困りますから。

食事を一食抜こうかと思いましたが、これはダイエットに通じるので、神への犠牲よりも美容への下心がミエミエなのでこれも辞めました。

お酒を止めようかと思いましたが、 同じ屋根の下の同居人が呑んでいるのをみて、腹を立てポカリと殴ってもいけないと辞めました。

そこで、四十日間での進行程度がどうかわかりませんが、 聖書の新約をもう一度読み始めてみます。 でもこれも、 三日坊主のプロですから、何処まで行きますか、 神様にお約束はしないで初めます。

2009年2月24日火曜日

手負い虎 さんが投稿「バード パラダイス」にコメントを書き込みました。

1)日本の植物を日本で見たみたいに育てるには、ヒューストンの気候を、変えなきゃだめです。アジサイが日本で梅雨時に咲くのは、湿気を必要としているからであり、日本だって8月になると、日に焼けて茶色に変色します。私は自分の庭のアジサイを家の回り中に挿し木して増やしていますが、日当たりの良すぎるところは美しく咲きません。「北」というのは「日陰」のことであり、北極とまでは行かなくても適度な湿気のある場所です。

2)ところでそのバード何とかいう花、中米にはぞろぞろあります。現地の名前は忘れたけれど、いくら絵に描いてもうまく行かないので、にくたらしくなって、見ないようにしていました。

3)ところでトマトはエルサルバドルではそこいらで自生していました。さくらんぼくらいの小粒の実でしたが、山に生えていたのを、土地の人が食べられるというので、食べてみたら、トマトでした。妙な遺伝子組み換えの種でなかったら、生えるはずですよ。




手負い虎さんこんにちは

ヒューストンは高温ですが湿気だけは何処にも負けないだけ強いです。 それでは日当たりの悪いところに置きます。 大きな大型植木鉢に入れましたので、移動可能ですから。 もっとも一人では持ち上げられない大きな植木鉢ですから本当は移動には少し無理ですが、 それから、バード パラダイスもより大型の鉢に二本一緒に植えました。 お互いに助け合って生きようねと頑張ってくれればありがたいです。これは一日中陽のあたる玄関の前、 
植木屋の若い人に言われました。 兎に角 水と 肥料だけは十分に与えてください。 

びわはもう緑の実が沢山付いています。 熟れたら私もびわ酒を作ってみます。楽しみです。 昔母が作った梅酒の中の梅のように、美味しいびわがだべられます。

 

2009年2月23日月曜日

バード パラダイス




もう二月、いや まだ二月、いや二月ももう終わり、28日は灰の水曜日。 カトリックの信者は水曜日は断食をして、これから四十日間金曜日には肉食を控える期間。そして出来たら何かを犠牲にして神に捧げる期間となる。 さて私は今年は何を犠牲として捧げよう。  

 今週あたりから寒さがぶり返すと天気予報は恥ずかしげもなく嘘の予報をしているが、少しも寒くならずに着々と又あの暑い夏へと向かっている毎日。 しかしやはり春は心地良い気分になる。  毎年恒例の植木屋へいそいそと通うのもこの二月。 結局馬鹿暑い夏が来てその年に買った草花は殆ど枯らしてしまうのだが。  英語では花や植木が枯れることを 「死ぬ」と表現するのが一般である。 そこで、 その言葉を日本語に挿入すると傑作な会話が生まれる。あるご婦人が 「この辺にいっぱい咲いていた花が今年は少しも出てこないのよ。 きっと私が殺したのネ」 初めてそれを聴いた時はギョッとした。

ヴァレンタイの日に我が亭主殿が アジサイの鉢を私に持ち帰ってくれた。有りがたいことである。 大きくてきれいな水色の(青色の事です)花が五つも咲いている鉢。  数年前に息子がやはり アジサイの鉢を母の日のプレセントとして贈ってくれた、それを庭に植え変えたがその後勢いをなくして、結局3年目に咲いた花のサイズが3センチと哀れなものであった。 それ以来もう一度庭にアジサイを咲かせたいのだが、植木や花の殺し屋である自分には自信が無くてやめていた。 しかし今年は又挑戦してみよう。 

 お向かいのテイラーさんの奥さんがグリーンサム (緑の親指、すなわち何を植えても上手と云う意味です)なのでお伺いを立てた。アジサイは何処へ植えたらいいですか?  返事は、 自分の家の裏側の南側に植えなさいとお達しが出た。 ??? 一緒に居た夫のテイラーさんに質問をした。  我が家の裏側は裏の家の前側になるけれど、花はどうやって自分はどの家に所属しているか知るのかしらね~? 

次いでに我が亭主殿が、もう20年にもなるイチジクの木に実がならず、毎年小さい実が一杯生るけど、熟す時期には木から落ちてしまうのはどうしてなの?

テイラーさんの奥さんのお達しは早かった。 イチジクは自宅の北側に植える事。 さて私の頭は混乱して来た。  我が家の表側は北東にある。 裏側は北西となる。そしてイチジクは北東に植えてある。 しかし、 20年も古い木を植えかえることは無理だし。単純に東西南北で決められない、あえて言えば、イチジクは北に面しているわけだけど、 それは裏の家にとっては南側寄りになるわけだ。ではイチジクの実を私たちに食べさせてくれないあの木は、たぶん自分は後ろ側の家に所属していると勘違いしているのだろう。 困った事である。 

野菜も毎年何種類かは試みるが、 苗と肥料に支払った原価も採れないほどに哀れな結果になるが、少しもめげない私は今年も、日本茄子、トマト、ピーマン、次いでにミント、今年はライムミントとかチョコレートミントなどと聞いたこともない品種を買ってきた。 しかしこれも問題で、 知人によると、茄子とトマトは隣り合わせて植えてはいけないのだそうだ。 今年こそは頑張ろうと、鉢植えの野菜は止めて、小さな畑を作っているが、 どうしてもその畑に全部植えようとするには、トマトも茄子も同居となる。 別世帯は無理なのだ。

ピーマン一個 一ドル九十九セント、トマト一個 一ドル近い値段の昨今、急降下している経済のアメリカでこれから野菜の値段は一体どうなるのだろうと心配である。 ヴェジタリアンを目指している私としては しっかりと畑を耕して豊作に持っていかなければと頑張るしかない、しかし、今年も又豊作が期待出来ない時はどうしたら良いのだろうか。 結局パスタリアンか 肉タリアンに逆戻りして、そしてコレステロールが溜まって肥満になって花の人生短く生きる悲劇となる。

添付した花は毎年少しずつスケールが小さくなって行くが、やっとこさと咲いている鉢植えをどうにかして写真に撮りたいと考えて一か所に植木鉢を集めてみたら結構綺麗な花畑になった。 これぞ写真の威力である。それと今日は探していた バードパラダイスの鉢植えを二つ買った。 この12月に二人の子供達に逢いにサンジェゴまで出掛けた折、このヒューストンでは珍しいはずのバードパラダイスが街路樹として鬱蒼と、これは誇張ではない本当にどこも此処もこの花で埋められていたので私も我が家で咲かしてみたいと気にかけていたのだ。 これが咲けば、 我が家で子供たちの住む街に少し近づけるのではないかと、子離れできない哀れな母親は考えている。 期待しないで 試してみよう。 バードさんよ、私に殺されないように気を付けないさいよ。 

   

2009年2月22日日曜日

じゅんたろう さんが投稿「天かす」にコメントを書き込みました。

それですよ!我が家でも欠かしたことはありません。唯、スーパー・マーケットのてんぷら売り場にワン・パック50円で売っているのを買ってくるのです。えびなど魚介類の味がたまりません。何に使うって?お好み焼きにいれるのです。なんとも味が深くなります。
それはそうと、ヒューストン当たりで蓬や蕗のとうは生えていますか?これをてんぷらにすると美味しいのですが。材料は只。特に蓬は血圧安定の特効薬です。


じゅんたろうさん こんにちは お元気ですか

ヒューストンの日本食店では確か 一ドル程度ですから、少し日本よりお高いですね。買って食味したことありませんが、 今度買ってみます。 よそ様のも味見しなければ自分の料理に進歩がありませんから。  アレ 天かす作りは料理に入りましたかね。

こちらの日本食店の食品は大半の品物がもうカリフォルニアで生産されているようなのですが、なぜか日本円と米ドルの変化に食品の値段も影響するのです。どうしてなのでしょうね。  こういうのを便乗値上げと云うのでしょうか。 

2009年2月21日土曜日

天かす

娘から小包受け取りました、有難う、のメールが来た。 中身は天ぷらを揚げたあとの天かすである。 娘が好物にしている食品のひとつ。  お笑いになっては困る。彼女は天かす をお茶づけやうどんに加えるのが好みである。 実に安上がりに出来ている娘であることを神に感謝しなければならないだろう。

私がまだ実家に居た頃、母から天ぷら、とんかつ を揚げる時だけは手伝わなくて良いと云われた。 まだ嫁入りの口も決まっていない娘の顔に油がはねて火傷でも出来ればそれでなくても難儀している娘が売れ残るのではと恐怖の人であったから。 だから結婚前は天ぷらを揚げたことがない。しかし面白いもので、 私の最初の妊娠の時の大好物が精進揚げであった。妊娠渇望とこちらで呼ばれる(food craving) もう毎日毎日お昼が来ると一人で天ぷらを揚げて食べ、産婦人科の医者から、 お母さん、産婦が多少肥るのは認めますけれどね、 赤子の倍の体重増加は困ります、と説教をされたことがあった。

私の知人の中に妊娠中渇望としてジャガイモを茹でて塩をふって食べるのに熱中した人が居る。 やはりお昼が来ると彼女は毎日ジャガイモを茹でていた。その食塩の塩分が体に回りすっかり浮腫んでしまい、医者は患者が日本女性であることから、塩分は醤油からくると憶測して、 醤油は控えなさいと再度さとしたそうだ。 その彼女は ハイハイとしおらしく返事をする。それでも浮腫む体に医者はずいぶんとお手上げであったそうだが、 医者は私がお昼に食べるジャガイモの塩の事は知らないのよ。でも止められないから医者には云えなかったそうだ。食への渇望とはそういうものなのである。

娘の直美は万年ダイエットの人間である。 別に肥ってはいない。小柄で細型であるが父親側に肥満のDNAがあると信じている。故に天ぷら とんかつ フライドチキンなど揚げ物は口にしない。可哀想に、しかし、好きなのである。そこで 天かす を食べる。 そこのところが私には少し理屈に合わないと思うのだが。 天かす をお茶づけや、うどんにのせて タヌキうどんを作ってわずかの油を楽しむらしい。 しかし私の実家の母の云いつけを真似て、私も嫁入り前の娘には揚げもの料理を禁止している。 最近では日本食品のスーパーで揚げ玉だけを袋に入れて冷凍食品の列に並んでいるそうだが、娘は未だ見つからないと嘆くので、勢い母親の私が、海老天などをした後に天かす を余分に作りタッパーに入れてサンジェゴまで郵送する。 しんどい事であるが、これも母親の出来ることのひとつと心得ている。 兎に角 子供が成長し、家を離れて住むようになると母親の出番が少なくなってつまらない。たとえ天かす 作りでも娘が喜んでくれるなら厭いわしない。 昔、か~ちゃんのタメ~なら、とか 父~ちゃんのタメ~なら エ~ンヤコラという言葉が流行ったことがあったが、 うちのと~ちゃんはもうどうでも良いから むす~めのため~なら~ あたしゃ 天ぷら 揚げまっせ。 

2009年2月14日土曜日

手負い虎 さんが投稿「八人の赤ちゃん」にコメントを書き込みました。

まさにこれですよ。娘が男に援助という名目の生活費と学費を生み出すための赤ん坊の生産機になることを避けて、アメリカから脱走した理由は。まるで家畜が増えることを財産が増えることとして喜ぶ牧畜社会ですわ。加工して売りに出さなきゃいいけど・・・

日本では「赤ちゃんポスト」という、捨てられる赤ちゃんを生かそうと救済行為をしようとしたある病院が、性の乱れを助長するとか言う理由で批判を受けていましたよ。もう、とっくに乱れているのにね^^

やっぱ、ハルマゲドン、近いのかね





手負いの虎さん おひさしぶりです。  最近は健康がすぐれないと読んでいますが、お体いたわって下さい。

そうです、まさに「この世の終わり」です。  神から頂いた、私は預かったと考えていますが肉体を一緒に頂いた知識を悪用しています。  もちろん二千年の昔から「十戒」の中で示唆している罪を繰り返しているなんら変化のない私たちですが、 この時代になって、それを越えた実にしたたかな、また姑息な犯罪へと変化しています。 人間が罪を犯すのではなく、悪魔が罪をなすといったところですね

人工授精そのものが神の許しを経た行為かどうかも私には理解の外です。 与えられた肉体、人生をその中で生きるか、 与えられた肉体を、知恵を使って、 別な方法で違った肉体にするかですが、それ事態どの程度許されているのでしょう。
クローンなどになったらもう門外です。  

八人の赤ちゃんの件も毎日問題提議が盛んに行われています。 何せ、この八人の赤ちゃんはまだ五人は病院内です。 またこの出産に対して予測されている病院側の請求書が百二十万ドルを超えるそうです。 まずこれを誰が支払うか。 結局その州(カリフォルニア)の税金から支払われるそうです。なにせ無い袖は振れませんもの。 

すでに居る三組の双子、六人の子供たちの中の三人までが、精神的、肉体的障害をもっている子供とか。 母子家庭で障害児を抱える生活というわけです。もちろんその三人の障害児へは福祉が生活援助金を出しています。そして母親が無職ということで、フードスタンプ(無加工の食料品なら無料、もちろん限度額はあります。彼女の場合は五.五百ドル)も出ています。  次の八人の赤ちゃんもはたしてどの程度障害を抱えているか未だ分かりません。 次に話題に出ているのは、一人の女性が数人の障害児を抱えて十四人を育てるのは難しいということで、 福祉が子供を取り上げるのではないか?などと云われています。 詰まるところ、被害者は子供たちです。
 これこそ、親のエゴでこの世に誕生して来たのですから。  でもこれは、十戒の中の項目に入りますかしら? もしどれにも該当しなければ?やはり許された行為となりますか?
 私は石を持つユダヤ人のつもりはありませんから誤解のないように。 

手負い虎さんがご指摘なさっている、 金銭的には豊ではあるが、注がれる愛の少ない生活。まさにそれです。

2009年2月12日木曜日

履歴書

なんと三兆ドル(3 trillion dollars)に近い政府援助金を強行決議した政府はこれからその金額をどこから補うか頭の痛いことであろう。 しかし何処へ何億ドルとかの明細は知らされていない。 巷の噂では、これ以上のリストラを避ける為にいくらかは回されるそうだが、 政治家の考える職場回復と、地に足を付けて汗水流して働いている国民の職場への援助とはだいぶ考えに差があるようでオバマさんも頭が痛いことであろう。  もう成立してしまった政権頼むからしっかりして~な。 世界の国々から恥も外聞もなく借金をして、これから私たちが支払う税金も何十年分も先へと使い込みされるわけだ。 かつてリンデン ジョンソン大統領が(1967)国の経済の帳尻を合わせるために国民の年金(SSC)に手を付けたために現在の若者が今も毎月のサラリーから天引きされている税金が老後には決して彼らの手元には戻らないであろうことは若い人たちの方が承知している。それに加えての「三兆ドル」である。もうこうなったら天文学的な数字である。

「チェンジ」も良いが、失敗が許されないのが怖い。先日までは失業者6%と発表されていたのが、昨日はもう7.5%になっている。 国中が必至の職安戦争の中で先日一つの小さな問題をテレビのニュースが伝えていた。

現在建設中のあるレストランの経営者が、求人広告を出した。 一人の女性が早速履歴書を送った。 もちろん近代的なこの世の中彼女はE-メールで履歴書を送った。 そして経営者から返信が来た。履歴書は受け取ったが、 すぐにあなたの最近の写真を添付してくれと。 レストラン側としては客商売である、一応面接の前にそぐわない姿形の求人者の荒削りでもするつもりだったのかもしれない。しかしそれはノーノーである。

気分を害したかの女性はメディアへ訴えた。もちろん訴えたというのは大袈裟であるが、 結果論としては、その女性は写真を提出する必要が無いという勝ちを得たのだから、訴えたことになる。
仕事を求める人の現在のアメリカの履歴書は
求人者の年齢、性別、宗教、人種、国籍、身体障害の有無を明記する必要がない。また雇用者側もそれらは一切不問なのである。触ってはいけない事項です。

求人者が望む職場でやっと面接にこぎつけたとしよう。もし不採用だったとしても理由は上記の六項目を理由にすることは許されない。 そんなことをしたらその場で彼らは当局へ差別として訴えることが出来るのです。
それではどうやって適材適所の人材を求めるか。 それは過去の経験がモノを云う。 
年齢は不問でも、教育歴、特技、過去の経験、そして 過去の職場の照会が大切。向こう五年あるいは過去十年間の職歴明記とその各職場のかつての上司の名前云々。
その人の年齢よりも何が出来るか、何をして来たかとすべてが過去に戻る傾向がある。考えてみれば大変に面白い傾向である。日本では将来の働き手に対して、どの様に社員を教育出来るかとなるのだろう。 しかしこちらはもう出来上がった人材を求むことになる。
そういう意味では、レストランの経営者が写真を送れとはまさに青天霹靂の事であった。
可愛い子ちゃんのレポーターからマイクを向けられて、「求人者に写真提出などは規定に違反するのをあなたはご存じないのですか」などと詰問されて経営者は 「エッそうなんですか。知りませんでした」と謝る姿は少し滑稽であった。 
 
 

2009年2月9日月曜日

八人の赤ちゃん

日ごろテレビのニュースと云えば、不景気の話しと、オバマ政権の中から四人までもが悪質な税金滞納者が出てきたなどと嫌なニュースばかりでいたが、一月二十七日の朝食中テレビを観ていた家族は素晴らしいニュースを聴いたと胸のうちから湧き出る気持ちになったと思う。

三人の医者が画面に映り、今朝一人の母親から八人の赤ちゃんを取り上げました。 赤ちゃんは八人と母親は元気です。と発表していた。 お医者さんたちはとても誇らしげであった。 
一度に八人、すごーいと云うのが最初の感想であった。 私はそう感じた。しかし、この話には後が延々とつづく。

まずこのママさんは独身である。 独身女性が赤ん坊を産むのはもう日常の事で誰もが驚かないが、八人とは彼女どうするのだろうが人ごとであるが気になる。
そしてそれに続くニュースは、この赤ちゃん達は受精手術(Embroy)の結果であるという。それも一回ではない、何度も何度も受精を受けて複数の子供を授かることを目的としていたそうだ。

まだまだ続く、 この女性には家で新しい赤ちゃんが来るのを待っている六人の子供が既に居る。それも、 三セットの双子である。 それに加えて八子。 

忘れてはならない、この女性は独身である。 すべて彼女の意思の元に生まれた子供たちとなる。もう子供は神から授かるものなんて教育は吹っ飛んでいる。 

メディアは大騒ぎ、 六+八=十四の子供。寝室三つの家に十四人の子供に母親でどうやって暮らす、人道的問題であるとか、児童虐待に入るのではないか、医者の名前を明かせとかしましい。
それを見こんだ当の医者は雲隠れ。 これは最初から患者と医者の間でとり交わされた約束であるそうだ。一週間後の現在もこの医者は雲隠れをしているらしい。 

話はまだ続く、一週間ほどこの母親の名前は公表されていなかった。 産院も医者もこの母親の名前を伏せることは最初から母親によって依頼されていた。

一週間後、母親が退院してからがメディアの活躍の場となった。 そうである。この母親は最初から出来うる限りの数の子供を一度に妊娠して、テレビのインタヴュー番組の最も視聴率の高い幾つかの番組に出演して、二百万ドルは下らない出演料を手にするのが目的であったそうだ。

その為に最初から受精手術をした医者と出産した病院に口止めをしてインタヴューのときに発表して効果を高める目的であったとか。

良かれ悪かれテレビに呼び込むのがメヂアの仕事。このママさんはもう昨晩あたりから画面の中に出始めている。

しかし、今まで六人の子供でどうやって生活をしていたのだろうと心配はする必要ない。彼女は働くママではない。 かつて仕事中に背骨を痛めたのを理由に960,000ドルの補償金を手に入れている。これに加える母子家庭の補助、そしてこれから受けるメディアからの出演料見積もり二百万ドル、いずれは書くであろう本の著作権を考えたらじゅうぶんに十四人の子供は育てられるである。 しかし、この女性が、子を持ちたいとする目的について考えると、もう神の摂理なんて古い言葉は存在しないことになる。 

2009年2月2日月曜日

じゅんたろう さんが投稿「手負い虎さんがコメントを投稿「矛盾―わからない」」にコメントを書き込みました。

手負いの虎さん、私も不真面目とは考えません。どのような事情があるにせよそれを受け入れることが出来るエルサルドバルに敬意を感ぜずに居られません。イエズス様が地面に字を書いて「あなた方のうち罪の無いものが・・・」と言われたように、誰が他を非難批評できるでしょうか。私はとんでも無い年になって幼稚園に勤めています。約三百五十名ほどの園児に主が幼子を喩えに私たちに諭された聖書の箇所を激しく実践しようとしています。思い出したくない過去、告解も出来ない過去があります。唯、日々の仕事に主の前に苦しみながら許しを請うのみです。
私は、日々誠実につんと澄まして日曜日には御ミサに与り、清く気高く美しい態度でグッサッと人の心に攻め入る信者ではありたくありません。悲しむ者と共に悲しみ、泣く者と共に泣く日々のほうがずっと平安を感じます。娘さんとお孫さんのために祈らせてください。

2009年2月1日日曜日

手負い虎さんがコメントを投稿「矛盾―わからない」

以下のコメント、不真面目と思われるなら、どうぞ削除してください。

私の娘は、その未婚の母です。単純に、そういいきってしまうと、そこまでに至った彼女の心の葛藤も、母になると決意した心の底にある信仰も、何も見えなくてただの最低な世相の反映を地で行く人間に見えますが、そうなるまでには、そうなるまでの、事情というものがあります。

で、言いたいことは、彼女は自分のためにも子供のためにも最高の環境であるエルサルバドルに行って、子育てをしています。かの国がそういう事情の人にとって、「最高」な理由は、国家も地域社会も、学校も、「命」のことに介入しないからです。

そこに「いる」子供は、ただ「いる」と理由で、誰でも「ものすごく」可愛がってくれます。可愛がってくれない人は、カトリック倫理や世間体を、「愛すること」より優先させている「学問と教養と自称信仰のある」人々です。

そしてエルサルバドルという国は、私が暮らした時代は識字率50%の、貧困率90%の、そして「心豊かな助け合いの精神に満ちた、性の倫理のかけらもない人々に満ちた」国でした。

アメリカで苦しんでいた娘が、エルサルバドルに行かざるを得ない状況になったとき、私は、「これで孫は安全地帯に行く」と心から安堵しました。

これ、私としては冗談で言っているのではありません。



手負い虎さんコメントありがとうございます
手負い虎さんのコメントは少しも不真面目だとは思いません。 沢山の問題を提議していらっしゃいます。

1) 手負い虎さんのお孫さんが,エルサルバドアで大勢の親切な方々に見守られてすくすくと育っていらっしゃることは大変素晴らしいことだと思いますし、 その土地が、そのお孫さんにとって安全地帯と親御さんが考えていらっしゃるのはそれはそれで素晴らしいことです。

2) しかし、それには、娘さんにとって親族と云える方々がそのエルサルバドアに住んでいるというのも幸運であったと思います。  まったく見も知らない他国の女性が一人でエルサルバドアの土地で子を育てようとしても、それは おのずから事情が変わってくることでしょう。

3) もし、娘さんがアメリカで母子家庭として子供を育てようとした場合ですが、やはりお孫さんは育ちます。  このアメリカは偏見と差別の国とお考えのようですが、母子家庭を阻害することはまずありません。 父親不在の理由だけで、娘さんは医療施設が無料になります。 キリスト教の教会が手を差し伸べます。 アメリカの国が娘さんの生活費を見ます。 その額は高校教育の若者の給料よりもはるかに上回ります。 もし娘さんがその先まだ勉学を望むならば、その費用も支払われます。もう一つ大学では、外国人であることを利用すればいろいろな奨学金が手に入りますのもアメリカです。 

オバマ大統領の母親は18歳でオバマ氏を産み、離婚、その後両親に子供を預けて大学へ進み、外国人と再婚、その地へ移り住み、 離婚、アメリカに戻り、母子家庭として社会福祉に申請して学費と親子の生活費をアメリカの国が支払って大学院の学士号を取っています。 それでもオバマ氏に云わせるとこの国はまだまだ福祉が足りないと改善を唱えています。

ただエルサルバドアのように、娘さんのお父様やおじい様などお身内が居ませんから家庭的には寂しい環境になるかもしれません。
その意味では、お孫さんが当地で育ち、 その地で立派なエルサルバドア人として成長することをお祈りいたします。