2010年5月25日火曜日

カウボーイ スタイル のコーヒー

明けても暮れても本を読むのが好きな私。  しかし テレビのニュースも欠かせない、レギュラーで観ているシリーズ番組も観なくては生きていかれない、見逃すと次回との話がつながらないシ~ 先は短いですから 忙しいです。

日本語の本を読みながら、英語のテレビ番組を観るコツを私は会得しました。全く違う言葉なので 結構両方とも頭に入りますよ。 これが同じ言葉だと 混同して 無理かもしれませんね。

読む本は勿論日本の本。翻訳物は若い頃よんだだけ。今は翻訳者の言葉が気になりだした 曲者である。 しかし、人生の半分以上を他所国で生きても、母国語に勝るものはない。 同じ読み物でも感情投入が出来る。 英語はせいぜい新聞、PCニュース、事務所での事務用手紙だけにしている。英語の小説物にはまず手を出す気持ちはない。 

子供の成長期には、自分の子供のおかしな行動が気になって 大丈夫かしらと疑問から、 ADDや 子供の育て方などは胸をドキドキさせながら読んだ。 それと子供を夜寝かせる時に読んで聞かせる子供の本などは手にしたが、 子供が成長してしまった今はもう用なし、 又娯楽の生活である。 娯楽なら 母国語に限る。

私の本の入手方法はもっぱら 日本の兄からの寄付と、紀伊国屋 脱兎混む (.Com)のウェブ サイトに頼り、購入する。簡単である。 日本からの取り寄せでも最近は 三週間とかからずに届く。 しかし、 ドルと円の換算方法がいまいちで、 どうやら、三年前のドル高の時のレートを使っているように思うが まあ 仕方がない。

先月は 「堂場舜一」 という作家の刑事物を3冊。 面白かった。 しかし その中のある箇所。

親子で裏山に籠り薪を割り、火を焚き、コーヒーを沸かすのだが、 父親が、 これから アメリカのカウボーイ スタイルで沸かすから見ていろよ。 
父親はキャンプ用のヤカンにコーヒーの粉を入れ、水を差し、たき火の横へ置く 沸騰するのを待ち、 そっと カップにコーヒーを注ぐ。 
息子が、このコーヒーはザラザラと粉が混ざって美味しくないよ。
父親、少し待って コーヒーの粉が下に沈むのを待つんだ。

ナルホドそうやるのか と思い、我が家の亭主にその話をした。
テキサス産まれ、テキサス育ち、自称テキサン の亭主は 
「アッ ソック(ソックスの単数)を入れるの忘れている」と面白い反応が来た。

何 ソックって? 

ソックの中にコーヒーの粉を入れ、やかんに入れてから水を入れる。そうしないと 水と粉が混ざっちゃうじゃない。 

本の話によると 粉は下に沈むらしいヨ、 

それは無理でしょう、 ソック を入れなければ、味も何もない 苦い水だけになる。 それから、ソックは 親指の処が穴の開いているのはダメね。 粉が出てくるから。 

わたし「ナルホド。  昔ローハイドの番組を観ている時 そんなの見えなかったけどね」。 
亭主「有りましたよ、 ポットの蓋からいつも、ぬれたソックの端が出ていたはずだけど」
ホントカナ??

私 小説家に手紙書こうかしら、「貴殿のリサーチには 漏れがありました」 

5 件のコメント:

あらま さんのコメント...

粉コーヒーでも、インスタントコーヒーなのか、ペーパーフィルターで濾すコーヒーなのか・・・
小説家にお手紙する前に、そのところを確認した方がよろしいかと・・・
余計な心配をしております。

あらま さんのコメント...

でも、いずれにしても、コーヒーを入れて水をさしてから、その冷コーヒーを沸騰するまで熱して、ホットコーヒーにするなんてやり方は、考えられませんね。
滅茶苦茶だと思います。

革袋の一滴 さんのコメント...

あらま様
そうですね、 小説の中のは、インスタントコーヒーだったのかもしれません。 カウボーイの時代の豆は荒びきでしたが、近頃のコーヒーは粉のようですからね。
しかし、 靴下の話を聴いたらコーヒーが不味くなりました。
やはり昔でも、何か袋のようなものを使っていたのだと考えます。

じゅんたろう さんのコメント...

やっと思い出しました。はるか昔「第十六収容所」と言う故ウイリアム・ホールデン主演の映画がありました。もちろん白黒です。
その中で彼が何かの袋の中に入れたコーヒーを収容所のストーブからとった湯をカップに入れ一回いくら、二回だといくらと言うシーンがありました。
その何かの袋が・・・?

革袋の一滴 さんのコメント...

じゅんたろうさん コンニチハ
映画は覚えていませんが、 テレビ番組でドイツに収容されている兵士達の面白い番組は観ました。
アメリカ兵が捕虜になると、そこから逃亡することが次の任務なのだそうです。それが 刑務所の罪人にまで行き渡り、テキサスの刑務所では 良く逃亡者が出ます。結局捕まるのに律儀なことです。
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