2011年5月30日月曜日

わたしと腰痛の生活   1

15年来私の体の中に生息している「腰痛」も、年齢と共に痛みを跳ね返す体力が弱くなり結構辛い。 昨年末からステアロイドの注射をしてもらっているが、 これは治療ではない、 一時しのぎである。 それでも私の担当の医者は、お望みなら毎月でも注射してあげますよ、と言ってくれた。

それではとお言葉に甘えて、毎月と言わなくても 頻繁に注射をしてもらい、 体の中から全ての痛みが無くなり、 あー幸せだな~ と楽しんではいたけれど、 強い薬には それに伴う副作用もある。 それが悩みの種であった。 

三週間ほど前に又クリニックへお邪魔をした。 しかし、いつもの女医さんは今休暇でカナダへ帰国中と言われ、 補助の女医さんが現れた。 なんとマ~ テレビ映画の女医さんの如く、 金髪のロングヘヤーをなびかせて、白衣も素晴らしい美人さんである。 

彼女私の顔をジーと診て、 「どうですか? どうして腰痛がするのか徹底的に調べてみるつもりありません?」と来た。 

ソラキタ、ついに来るものが来たと思った。これは我が家の娘がいつも言っている言葉と同じではないか。  結局若い者はすぐに、何故?なぜ? が始まる。

心の中で私はつぶやく、 知ったら何か良い事あるの?ってね。 曲がった背骨が真っすぐになるわけでも有るまいし。時々行くカイロプラクテスの先生がそう言いていた。 
しかし、正直な話し、この先何年私が生きるか分からないが、一時しのぎの注射を つづけるわけには行かない事は承知である。  やはり此処らが年貢の納め時かいナ~ とも思う。

そこで初めて MRIというあのトンネルの中へ入って私の腰骨を調べてもらった。
MRIのテーブルに乗る前に質問を受けた? 
あなたは閉所恐怖症ですか? 「いいえ、私は高所恐怖症です」

内側は騒音でうるさいと聴いていたが、 両耳にイヤホーンを付けてくれて、 さわやかな音楽が流れてくる。 又、 透視している箇所の温度が多少上がるらしく、 腰のあたりがホンワカと温かい、 これは睡魔を起こすかもと心配した通り、 30分後にトンネルから出されるまでに少しウツラウツラしてしまった。 

つづく

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