2010年10月10日日曜日

少しの間ご無沙汰でした。

早くもご近所はハロウィーン一色に塗り替えられているようで、 よそ様の前庭には かぼちゃやカカシが立っているようです。

夏の暑さを言いわけに、惰性のように生きた私も、 涼しい風が吹き始めて、少しは仕事をしなければと、ほんの少し張り切ったら
季節の変わり目も加わって 「めまいがする症候群」になってしまいました。

普段はあまり縁のない医者へ行き、 尿と血液の検査をしましたが、平常、 何だ 少し疲れただけなのかと安心した処です。 やはりなれない事はするものではありませんね。一見健康体にみえますが、やはり寄る年波には勝てません。 

母が亡くなってはや三年目。一年目二年目の行事をわたし自身の都合から逃してから、心の中の負いの気持ちが大きくなり、 やはり今年は どうしても墓参をしようと 張り切り、これからは 両親の居ない故郷はやはりもっと遠くなるだろうと、出来る事なら 家族の誰かにも同行して墓参をしてもらいたいと考えてみたけれど、 一週間もの間仕事を休める家族と云えば どうやら 娘しか居ないようです。 

息子の秋夫には一応は家族が居るし、 今年の一月に自営業として始めたグラフィックの仕事も、いつの間にか、 クライアントの一社から、 毎度毎度仕事を持ってくるのも面倒故、どうだろうわが社でマーケテングの部門を作って、そこで常時務める気持ちはないかと勧誘があった。仕事は絶え間なく有ったが、やはり自転車操業の毎日、仕事が途絶えた時の事を考えると夜も眠られない時もあったらしい。
それって 自営業30年の零細企業の経理をしている母親の私にはもう 実感として息子の恐怖が身にしみる。 
私だって幾夜眠られない夜を過ごした事だろう。 ない資金をどうやりくりしても、ない物はない。 そこに気が付いて 穏やかに眠る事が出来たらどんなに幸せかと思った。 しかし、私には そのように 太っ腹な気持ちになれない小心者であったから 自分のあわれな気持ちを夜中に一人で開く酒宴で紛らしていた夜がつづいたものだ。 

そこで、息子は その会社の勧めにイサギヨク乗った。 ゆえに 今は サラリーマンである。条件として、 現在の自分の仕事は止めず、 週末仕事として保っていても良いという誠に親切な雇い主のようだ。

息子の自宅の事務所と同じPCのステーシオンとソフトを会社の一部屋に設置してもらい、 今や自宅と会社の両方を使っての仕事に忙しい息子に、「どうじゃ 一週間ほど休暇を取って私と日本へ行く気はないか」とは とてもではないが云いだせない。
それに、 息子の婚約者に憎まれることは私はしたくない。 まあ、それも人生。 又いつかチャンスもあるだろう。

それでは 目の前に鎮座している我が家の同居人は? と考えたが、 勿論本人もその意思は十二分にあるのだが、 同じ月に ダラスへの仕事、そして 又々来ましたバイクの季節。 バイク旅行が目白押し。 それでは私の留守の間は とりあえずお留守番を頼んだ。 ご当人少し恨めしげであったが、 身の回りの整理をしてから考えましょうと決断を下す。 そうです、決断はわたしがしました。 

最後に残るは 青春を楽しんでいる娘の直美一人。 
かつて、二度ほど娘を連れての帰国の計画も立てたが、 諸々の理由からダメであった。 すなわち 縁がなかったのである。 しかし、今回は ダメを出す理由が何処にも見つからなかったらしく、 もろ手を挙げて(電話ゆえ見えないが)喜ぶ娘を連れての墓参と決定。彼女にとっては なんと18年ぶりの日本への訪問となる。 月日の立つのは早いものです。

2 件のコメント:

あらま さんのコメント...

暫くブログの更新がなかったので、先に行って待っていて下さっているのかな・・・なんて案じていましたが、行くどころか、娘様をボディーガードに日本に来られる・・・ということで驚きました。
是非、一度、お会いしたいと思っていますが、ご日程の都合もあるでしょうね。
小生は、日本の富士山の麓・・・つまり、空には飛行機が飛んでいて、陸では新幹線が通過しているところに細々と棲息しています。
来週は、同窓会で国内の四国に行き、その次には韓国に行く予定です。

革袋の一滴 さんのコメント...

同窓会で四国までですか、 それは凄いですね。 それともご出身が四国の方でいらっしゃいますか?

秋は皆さんの旅行の季節でもあるようですね。  韓国旅行を楽しんで来てください。