2010年3月12日金曜日

犯罪者のわたし

今日は珍しく東京郊外に住む兄へ手紙を書いた。

  ハロピニオンという南米産の激辛トンガラシの種を送ろうと思ったから。 この2-3年は、埼玉の家族に近いう友人に送っているが、 今年の種を少し余分に買い、もう定年退職をし、悠々自適という言葉がまさに彼の為にあるような優雅な生活をしている兄にも種を送り、少し手間のかかる事を強いてみようかと考えた。

一般的には、植物の種や実を国外へ郵送することは違反になっている。 普通は飛行機での持ち込みもいけないはず。 そうです、私は法律を犯しました。 オヤ、わたしは犯罪者??

先月は同じ友人にペカーン(クルミの一種だと思う)を3ポンドほど送った。 どうしても その家族に食べてもらいたかったから。 友人は いくつかを 植木鉢に入れて育ててみると言ってくれた。
 多分育つと思う。何故なら 我が家の庭には 栗鼠たちが食べ忘れたのが あちら こちらから双葉が出てきているから。
ペカーンはテキサス州の木とされている。それが日本のマンションのベランダで芽をだすとは楽しいではないか。 しかし、これも違法である。


先日は車を運転中にシートベルトを付けるのをうっかり忘れていた。 信号がもうじき赤になる前のオレンジの終わりの瞬間に突っ走った。 セーフ!と喝さいを上げたが、上を見たら、その信号にはカメラが設置されていた。多分 パチッと撮られたであろう。

 此処で私は二つの法律を犯した。 ベルトを付けていなかった、そして、 赤になりかけの瞬間の通過。 運の悪い事は続くのだ。  多分、一か月もしたら写真付きの請求書が郵送されてくるだろう。 このような件で神様にお願いをしても良いのだろうか? 他力はいけませんネ。 神様には頼まないでおこう、 このせちがらい世の中、アチラさんも 沢山の人から悩みを持ちこまれてお困りだろう。

4月15日は源泉徴収の締切日。 毎年15日に納税額の小切手と申告書を郵便ポストへ入れる。しかし昨年は政府が納税者の血と汗をかき集めて、天文学的な金額を愚かな経営不振の銀行やGEなどへ垂れ流した。そこで私は、「ゴマメの歯ぎしりを訊け!!」とわずかな抵抗を試みた。
 税金を滞納させ、 8月の15日に納税をした。 勿論その間に、 税務署へは 申告延期の通知は出しておいたが。ここがわたしの小心なところ。
しかし、4月から8月まで脱税者の気分に浸っていた。 これは確かに犯罪である。

 あの有名なアル カポネは脱税の罪でエリオット ネスに捕まり、サンフランシスコ湾内にあるあの孤島の刑務所で死んでいるのだ。アレッあの孤島の名前は何だったか覚えていない。
 年はとりたくないものだ。
わたしの場合は刑務所ではなかった。 10月に延滞金の利息の請求書が来た。 この小さな罪も、ケチなお国は見逃してくれなかった。この私からも 利息分の徴収をするとは本当にこの国も落ちたものだ。 実は、毎日聴くラジオのトークショウで聴衆者が「税金を支払うのをよそう、払えば碌なことに使わないのが分かっていて 払う馬鹿は居ない」とか。
 その端っこで聴いていたわたしも参加しただけのこと。 誰も延滞金が来るゾなんて言ってなかった。 そうしてみると、 本当は誰も実行はしていなかったのだろうか、 馬鹿正直にボイコットに参加した私は能天気だったのだろうか? これは真に遺憾である。 

しかし、 今年の4月15日は目の前に来ている。さて今年はどうしよう。

2 件のコメント:

手負い虎 さんのコメント...

公開できない法律違反を、さんざんやって生きてきたなあ^^。でも、日本の法律では、もう時効。

革袋の一滴 さんのコメント...

虎さん こんにちは、 公開できない法律違反てなんだろう。 気になりますね。