2008年6月3日火曜日

手負いの虎さんがコメントを投稿しました

えーとね。じゅんたろうさんのコメントに,革袋さんがコメントしていたので、其れに対するコメント。

各人種の婚前妊娠率の話にちょっと異議を唱えます。
東洋系に日本人がはいっているとしたら、妊娠中絶率100%と入れておくといいと思います。すべて徳川時代からの伝統的な間引きと水子供養の習慣 により、闇から闇に葬られる中絶の赤ちゃんの統計は、数字として取れません。最近、其れが低年齢化し、小学生まで降りてきています。

アメリカは少なくとも、ある宗教が社会に倫理的な影響を与えており、中絶ということに、心にブレーキがかかっている点、救われていると思います。 ラテンアメリカでは、妊娠中絶は罪悪以前に、むしろ「非常識」の部類に考えられていて、妊娠すれば生むのがとうぜんと考えられています。性教育など、あっ てもなくても同じです。

婚前妊娠率より前に、命の救済率を問えば、数値は逆転し、日本は最低になるはずです。どちらの数値を是とするかは、人それぞれの、植えつけられた 倫理観と神の存在意識により、みっともないことは隠すことを最大の美徳とする日本と、命は与えられたもので、育てるのが生物の自然とするラテンアメリカ人 と、同じ土壌では量れません。

なお、アメリカのことは、個人的にかかわることしか知らず、コメントを避けたいと思います



手負い虎さんコメントありがとうございます。

そうですおっしゃる通り、これはすべて未婚の母の統計です。すなわちほとんどが中絶はしていません。 十四歳、十五歳で妊娠してもやはり出産しています。 その後の生活がどうなるかという先の考えも持たずにやはり、自分に授かった子として産むのはお国柄の違いでしょうね。 どんな幼児でも神の存在だけは信じているのかもしれません。 

平和と繁栄の日本には飢える人はもう居ないでしょうに。二度と過ちは繰り返さないと反戦の誓いをし、他の国の戦争で老人や子供が殺されていると嘆き、批判をする優しさがあるのに、第二次世界大戦の戦死者の数の十倍に近い命を、「生まない自由」というもとで殺戮する事に疑問はありますね。 

第二次大戦日本人戦死者 3、100,000名

ユダヤ人虐殺被害者 6、000,000名

1984年-85年アフリカの飢餓死者 1、000,000名

昭和30年-平成2年までの日本の人口妊娠中絶胎児者 27,000,000名(届けられた数)望月良夫氏「私の人口論」

キリスト教は繁栄しなくても、仏教もあり、道徳の観念が高く、大学卒業率はたぶん世界一位ではないかと思いますが、親が子供を自分の所有物として抹殺する観念はどこから来るのでしょうか。

息子の高校時代の友の中に、母親が学生のときのレイプの産物だと自分で言う男の子がいました。 彼のお母さんがまだ大学生のときに覆面をかぶった男に強姦され、その結果と妊娠です。でもその学生は一度も中絶ということは考えず、そのまま家族の助けで大学を卒業。そのあとは一人で子育てをし、その男の子が中学生に達したときに全てを説明しました。 

その男の子がどうなったかお知りになりたいですか? とても明るい子で、友人たちにもはっきりと自分の生い立ちを説明します。そうですよね、その子には何の罪もないのですから。

友人たちも、へーそうか、お前はレイプの結果か、どんな奴だったのだろうな? 自分も知らないけど、もうどうでも良いよ。母親が居るから。 もちろんその母子がそこまで来るのは、私たちの想像を絶する問題があったでしょう。でも子供は、母親が自分を産んでくれたことを感謝していると友達にもはっきりと言うそうです。それで十分ですよね。

その子は高校を卒業してから、俳優になりたいとハリウッドへ向かって飛び立っていきました。 私も一度だけ、その子が端役をもらった映画を息子に勧められて観に行きました。

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