2008年6月5日木曜日

票田

昨晩のTVで共和党の大統領候補がオバマ氏にほぼ確定したらしい。完全確定かと思ったら、今朝の番組でヒラリー氏が、まだまだ何処までもと表明しているような印象を持ったから確定ではないのかナ?

 

わたしは選挙権を持っていないが、やはり二人の子供がアメリカ人であるゆえ彼らが一生涯を過ごす国が良かれと望むのは当然である。そういう意味ではこの国への愛着は人並みにあるし、選挙の行き先如何にと興味はある。

さてオバマ氏は良く解らない。 過去の歴史が浅いからといえる。 人によってはそれが良いのだと云う。多分そうだろう。「チェンジ」という言葉をスローガンにしているが、どうチェンジするのかあまり解らない。 

ヒラリーさんが大統領になったらアメリカがどうなるか?その結果はわたしの観点から言うともう解っている。彼女は嘗てホワイト ハウスに8年間住んでいたのだ。ご主人のビル クリントンさんと一緒にこのアメリカを好きなように動かしたのだから。その結果がどうなったかって? まあ、この国は崩壊もしなかったし、飢餓で死ぬ人も出なかった。モラルの観念が少し落ちたという産物はあるが。しかしこの国は存続している。

 その奥さんが大統領になって、又ビルさんと共に大統領の座に座っても、どの程度のダメージを国にもたらすかは過去を振り返れば少しは解る。少なくとも国内のダメージですむ。しかし、オバマ氏はまったく解らない。幼少期はモスラムの影響を受けているとか。 アンタイ.アメリカの教会に20年も籍を置いていたとか、いろいろと出てくる。 オバマ夫人が演説中に、選挙戦に入って初めて私達夫婦は「愛国心」というものを自覚したと話しているのだから、多分そうなのだろう。 すなわち、彼らは四十代になるまで自国に対しての愛国心なんてなかったわけだ。 彼らはその年代なのだと認識するしかない。意地悪を云えば、国への愛の自覚がないのに、政治の社会を歩んで来たことへの疑問は残るが、政治家イコール愛国へとつながらないのも古今東西同じだろう。 なにせ政治家は自分の為に働くという説から云えば、一般社会と違いはない。 ただわれわれは税金で恩恵を受けるのは限られているけれど。 彼らは税金そのもので財を作っている違いかもしれない。

 我が家の息子や娘に「愛国心」と問いかけても自覚はないだろう。 しかし、欠点弱点取り混ぜて、アメリカが好きだと云う。そうであろう。わたしは彼らが子供の頃から、完璧はない、世の中は不公平と教えてきた。その中で自分をしっかりと見つめてくれればよい。

娘の直美はアカデミックな社会が長いからリベラルな考えだが、息子は社会が少し長く、それも大企業の一員ではなく、小企業、自分が仕事を毎日しなければ生活が成り立たないゆえに、社会の見方が少し違って最近は相当に保守的な意見を言うようになった。

娘がオバマに投票、息子がマケイーン氏で票の変化なし、そこで彼らの父親がコチコチの最右翼だから勿論マケイーン氏。これで我が家の票田は一票だけ共和党に勝利となる。父親がマケイーンに投票するからと、マケイーンが大統領に相応しいなどとは思っていない。他に選択権がないから、仕方が無いのだそうだ。それも又辛かろう。せっかくの一票を大切にしたい相手が居ないのだから。


先日ヒラリー氏支援女性団体の論説を聞いていたら、もしヒラリー氏が落ちて、オバマ氏がヒラリー氏を副大統領として選ばなかった過程で、女性支援団体は票を全てマケイーン氏へ持って行くように呼びかけると気炎を上げていたが、これも少し理解に苦しむ。 女性だから支援するのか、政党色へ支援するのかどっちなんだと訊きたい。 


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