2010年4月15日木曜日

ブルー ボンネット




春うららかなるこの季節、何故か今年はあまり花粉症に苦しむ日もあまりなく、薬を毎日飲まなくても過ごせるようになった。 もしや、治ったかな? と喜ぶととたんにクシャミの連続15回、涙目に鼻紙のお世話になるという情けない状態になり、 あ~まだまだダメだったと萎れる。

しかし、花粉症に脅えて室内生息も飽きた。 そこで、 しばらくぶりのテキサス式お花見ドライブを
日曜日にして来た。

お花見だからと云っても、桜の花見ではない。 桜の花の下で、お重箱を開けて、お酒を呑んで、
アーコリャコリャ の経験のない私たちのはいとも簡素なもので、 サンドウィッチにお稲荷さん。
友人夫婦は、三角おにぎりに卵焼き。飲み物はコーヒー。 

こちらはテキサス州の花、ブルーボンネットが丁度今週が咲きごろとの情報を得てのドライブとなる。

三月の末から四月にかけては、野生の花の楽園、自動車道路の両側はこの時期には 芝を刈らず、 野草の伸び放題とする。最初に咲き始めるのは バターカップというピンクの可憐な花の群生。しかしどうしたことか 最近ではあまり見なくなった。そして、オレンジの色をした インヂィアン ペイントブラッシといういう名の花がとって代わり、それに競うように 鮮やかなブルーを誇る、過保護な州の花、
ブルー ボンネットが絨毯のように緑を埋め尽くすのだが、 どうやら私たちのドライブは一週間
早かったらしい。 まだまだ ブルーボンネットで埋め尽くされては居なかった。 

この花は自然保護の花とされ、 切り取ることを禁止されている。 別に一本切り取ったからと罪にはならないと思うが、 誰も切る人は居ない、 春になれば又咲く花、切り取って部屋に飾らなくても、ただ傍にたち、写真を撮り、香りを楽しんで、又来年に逢いましょうとなるのだ。

ドライプの途中に小さなお土産屋さんが一軒。 ラベンダーの店と書いてある。 
店内はラベンダー一色、コロン、石鹸、オイル といろいろ。 店の前はラベンダーの花の栽培をしている。 近づいてみると花が咲いていた。 実は私はラベンダーの花や木を見るのは初めて、 別に香りはしなかったが、繊細な姿の傍に行くと 蚊の群生がブーンと来た。 きっと人間には分からない香しい味がするのかもしれない。

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