2008年9月8日月曜日

わたしの大統領選 2

さて次は共和党。共和党を支持するグループには右翼の強烈な人たちも居る。その一部がマレシアと呼ばれる、民間兵士のグループがある。 
共和党大統領候補はジョーン マケーイン。 年齢72歳。 最初の結婚で二人の息子を持つ子連れの女性と結婚、破綻はすぐ来た。 42歳で軍のパーテイーでシンディー婦人に一目ぼれ。年齢を37歳と偽り近づいた、しかしシンディーさんはその時24歳であったが彼女も27歳と偽った。 双方軍人家族の出身。バングラデッシュからの養子も含めて子供5人。マケーインはベトナム戦争で戦闘機を墜落され、5.5年間の捕虜生活をしている。 

演説の中で、 自分は一匹狼、何も怖くなかった。 しかし、両肩、足を骨折して小さな穴に放り込まれたとき、 同じ穴の中に居た捕虜が毎日わずかの食べ物を自分の口に入れてくれたとき、人間は一人では生きられないと知りました。 絶え間なく来る尋問と拷問に耐えながらも、 アメリカの国が自分にはある。アメリカが自分たちを待っていてくれると思えばこそ口を割ることもせず、みんなでどんな拷問にも耐えた。 アメリカは私なのです。そしてわたしマケーインはアメリカに尽くします。

現在戦争が続いているこのアメリカでのこの演説は力強い。 彼は、皆が一緒に豊になりましょう。原子力発電所を増やし、 アラスカの石油を掘るという。 他国を頼るな、政府の腐敗を正すという。 大統領のビトー(拒否権)が私の前からどんどん使いますと今から宣言している。一匹狼として政界で生きてきたマケーインの大活躍となるのかも知れない。
政府は腐っています。 大きすぎます、 金を使い過ぎます。 私と一緒に戦ってください。と呼びかけている。もう演説場は白熱していた。 

民主党のコンヴェンシオンはTVで見る限り、聴衆はT-シャツにブルージーン。 リラックスタイル。 四日目のオバマ氏の演説の時は本人の希望で、コンヴェンシオン センターからフットボール場に移り、 設置された高い演壇からオバマ氏が登場する姿は「イエス キリストの山上の説教」だと酷評した人が多いが、もしかしたら本当に本人はそのつもりだったのかもしれない。
噛んで含んだようなスピーチ、 聴衆が涙、涙の幸せムード。本当にこんなに良い国が来るのだろうかと喜ぶ。

一週間後の共和党の支持者の多くの男性はスーツ姿、女性はカジュアルな服装にコンヴェンシオン帽子をかぶり、 こぶしを振り、国旗を振り、雄叫びを挙げている。 
マケーインの演説の時は演説台を長く延長させ、ちょうど中央を歌舞伎の花道のように設置。小柄なマケーインが壇上に立つと、聴衆の中にチョコット立ち上がったように見えた。たぶんにこれは民主党のフットボール場を意識しているはず。
実に対照的である。 どちらの演説にも国中が関心を示し、 いたる所で「あなたはドチラ」と訊きあい、 同じ政党と知ると握手をしたり、抱き合ったりと忙しい。
気楽に国民が10ドル、20ドルの小切手を政党の本部に送り、自宅の庭に支持党のバナーを立て、車のスチッカーに貼りつけ、これからの60日は活気のあるアメリカとなる。

そしてあと数週間もするとお互いのデヴェート(討論会)が始まる。 大統領候補者同士、そして副大統領候補同士。私のテレビ観戦もまだまだ終わらない。
あ~忙しい。

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