2008年9月12日金曜日

手負い虎 さんが投稿 "わたしの大統領選  3" に新しいコメントを書き込みました。

「本題とは関係ない野次馬の質問」
実はこちらで小耳にはさんだニュースだけど、オバマサンが、「ブタに口紅」という言葉を使ったということで、相手の陣営が共和党の女性副大統領候補のことを豚にたとえたと言って、共和党が大騒ぎしているとありましたけど、外野としては、その受け取り方、どうかなあと思うのですけどどうでしょう。

まあ、どうでもいいけれど、うっかり私は「ブタ」はマケインさんで、「口紅」は当然女性を表していると思いましたけど。古い革袋に新しい葡萄酒みたいな、ごく一般的なことわざなのでしょうが、「ブタに口紅」というの、本人たちの気持ちはともかくとして、日本で流行しそう…

本当はどういう意味なんですか?



手負いさんご質問ありがとう。 

サッカー ママという言葉があります。 一般的に専業主婦が子供のサッカーの練習にSUV(大型の車ですね)の後ろに息子やそのチームを乗せて走りまわるお母さんたちのことを呼びます。 今では、一般家庭の主婦の代表的表現と思ってください。 そこで セラ ペイリン共和党の副大統領候補は受諾初めての演説で、自己紹介として、 自分の息子がアイスホッケーの練習をするので、(アラスカですから)ホッキーママと自称したのです。彼女は「ホッキーママとピットブル(狂犬に近い闘争犬です。 どんなに飼いならしても、少しの弾みで人を噛み殺します)の違いをご存じですか? それは口紅です」と言いました。 すなわち自分はピットブルに口紅を付けた闘争女性であるとアピールしたわけ。 
豚に口紅は、いろいろな人がスピーチに取り入れます。 状況が悪い状態に少しの化粧をしても何も状態が変わらないという意味です。  「こんな経済状態では、 豚に口紅を塗るようなもので、一日の終わりには、やはり豚に変わりがない」そんな表現です。

オバマが話していたのは、ブッシュ政権の経済状態を批判していたので、ブッシュ政権は豚に口紅だと云いました。でもそれを聴いていた聴衆が、その言い回しを即、ペイレン女史のピットブルに口紅の事にすり替えて大喝さいをしました。
しかし、オバマが批判されている事は、彼は頭脳明晰であるはずだから、聴衆が自分の言葉を誤解して喝采したのを百も承知のはずなのに、そのまま通したことが批判を受けています。 彼は自分の演説が違う方向へとらへられても構わなかったらしいです。
面白いことはオバマの演説を聴いていた人たちの多くは本当にペイレンさんの事を指して比喩したと信じているようです。 

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