2009年6月5日金曜日

じゅんたろう さんが投稿「私の訊いた アじメリカの陪審員制度 」にコメントを書き込みました。

日本でも先月21日から裁判員制度が始まった。今月2日まで24都府県で54人の被告が起訴され、そのうち東京都での2人はすでに公判手続きが始まる。順調に行けば7月末頃にはこの制度の第1号となるそうである。大阪がもっとも多く10人だそうである。そのうち6人が外国人でやはり営利目的の覚せい剤密輸の起訴。あと強盗傷害13人、殺人6人、同未遂6人などである。これ等に一般の人々が裁判員に選ばれて如何できるのであろう。中には裁判員の個人情報は本当に伏せられるのか不安であるとの声が多い。
不当に拒否した場合罰則があるという。自己の考えを正確にいえない日本人の性格として果たして勤まることだろうか?






一滴です

日本人の性格を考えると 確かに 陪審員制度は大変かもしれません。 裁判で出された起訴事実のみの情報で結論を出すわけですが、 結局 起訴された人が 有罪か無罪かを決めるわけですが、 裁決の部屋で初めて個人の意見を出して討論となると難しいですね。最終的には 12人が同じ意見でなくてはならないということから 日本人の方は 右にならへ的な 志向があります。 陪審員に呼ばれる人は一般平均的な国民のはずです。 もちろん前科のある人は呼ばれません。 農家の主婦、 一般家庭の主婦、 サラリーマン、工場の工員。 その様な人たちが一部屋に入り、法廷で見訊きした事を元にして私見を述べるとなると はたしてどれだけの人が 自分の意見を主張するでしょう? 意見を云う人はあくまでも主張するでしょうが、 日本の方は訊かれ時に意見を述べない人がたくさんいらっしゃいますものね。   結局指導員の思うがままの方向に流れる可能性は大きいかもしれません。  

   

1 件のコメント:

じゅんたろう さんのコメント...

実は、このコメントを入れる前に、「足利事件」1990年4歳女児が他殺で河川敷で見つかったという事件で犯人とされていた人、幼稚園バスの運転手当時45歳が無罪判決で17年ぶりで釈放されたというニュースが流れた。決め手のDNA鑑定が間違いだったという結果だ。しかし当時のDNA鑑定はは全く不確かで7年後の1997年弁護士側が確かな証拠で提訴した。DNA鑑定が確立されたからである。しかし最高裁は今日まで投げておいたのだ。弁護団とマスコミからの突き上げでしぶしぶの釈放となったということである。絶対許してはならない残酷な取調べの結果自白を強いられたのだ。無罪を信じた弁護士の自己負担は1000万円にもなったという。再審を経て無罪が確定すると刑事補償法に基づき拘束日数に一日につき最高1万2千円が請求できるという。仮に何億という金額にしろ過ぎた年月は返らない。逮捕の翌年父親はショックで亡くなったという。その後母親も失意のうちに世を去った。
東京高検が提出した意見書では無罪は信じられない、全て適切な方法云々と当事者達が述べている。
一滴さんが言われるとおり指導員の思うがままに流れていく現状を目のあたりに見るようです。
しかし別の見方でこれ等、無実の人々を救う道でもあることでしょう。ちなみに裁判員の日当が8千円から1万円だそうです。