2010年6月11日金曜日

日本語 英語 言葉いろいろ

まだ 私が日本に居た頃、某イギリス石油会社東京支社に勤務していた。
常時4-5名の駐在員がイギリスから来ていたが、 数年間の勤務期間中に日本語を勉強することが義務づけられていたらしい。 
駐在員、老いも若きもお昼休みになると その頃は渋谷にあった日本語教室に通っていた。

私の上司もご多分にもれず セッセ?と通っていた。 或る日私に 品物の数が数えられるとうれしげに話す。 数が数えられると言ったのではない、 品物が数えられうと言ったのだからね。
、 いーち、にー さーん ネ? 
誠に宜しい、そこで心根の曲がった私は 一本の鉛筆を手にとり、 これは?
いーち。 
違う、 一本、
次は 紙? いーち、 違う 一枚。
鉛筆、一本、紙一枚、 お酒は一杯、 犬は一匹、馬は1頭、猫はハタマタ一匹と数える、 飛行機は一機、自動車は一台 私は二十代、アナタは五十代 まだまだあるよ~ 
うらめしげに私を見る上司は少し可愛かった。

これで 上司の語学に対する上昇気流は一気に落ち込んだことは確か。 そうです私は悪い秘書だった。これは仕方がない事なのだ。彼らの日頃の日本人の英語に対する姿勢に接していれば、「今ヤ、復讐の時来たり」 私が悪いんのではない、彼らが悪いのだ。これぞ 日頃の行いに気をつけましょうとなる良いケースです。


25年来の親友のエリザベスはフランス人。 私と彼女が会話すると 双方の子供たちがニヤニヤする。 フランス語訛りと日本語訛りのオンパレードになるからだ。傍から見ると結構面白いらしい。
一度だったが、エリザベスの馬鹿な娘が ホざいた「ママは何時になったら その訛りが消えるの?」そこで飛んだ言葉は 「ママの英語程度の会話を貴女がフランス語で出来た時に批判しなさい」 誠にしかり。

私の名前は「HI」ではじまる。日本語だと「ひ」と発音するが、フランス語の「H」は無音だから、エリザベスが私の名前を呼ぶ時に頭文字が抜ける。ひ 抜けでよばれる。非常に閉まりが悪い。 何度も抗議をするが、彼女は 「ひ」という音が出来ない。 丁度アメリカ人が 「つ」が言えないように。「つまらない物ですが」とは言えるが、「つっかかる」とは言えない。 故に日本人が L と R、TH の発音が難しいと嘆くが、そんなことは嘆く事はない、 お互いに出せない音とうのがある。国民的肉体構造?の違いでどうしても有るのだから。
あちらさんは目が青いのに、こちらさんは黒い。これをお互いに批判しあっても行きどころがないと同じではないかしら。

昨晩観ていたテレビで、 イギリス人が場所の名前の読み方の違いで 土地の人に訊いてもどうしても目的地に着かない面白い場面があった。場所の名前は 「Merry ville」メリー ヴィル と当地の人は発音するが、
そのイギリス人は マリー ヴァイル と呼ぶ。さてどちらが正しいか? 応えはない。 メリー ヴィルに住む人が メリー ヴィルだと発音すれが、 マリー ヴァイルは間違いになる。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

これは面白い話題です。わたしも若いころスイス系の二社で働きました。スイス!高地ドイツ語圏、フランス語圏そしてイタリア語圏の・・・、たまには古スイス語シュビッツ語の人たちが駐在員としてやって来ます。彼らはそれぞれの言語を主張しますが、やはりメインはフランス語になってしまいます。それも方言フランス語ではなくパリ近辺の標準語なのだそうです。ある年ヘッドがフランス語系の人になると社内コミュニケーションはフランス語と英語になります。しかし他の言語の人がヘッドになると英語だけになります。フランス語ならともかくハイランド・ドイツ語は日本の大学で習得するドイツ語とはまったく異なり誰も理解できないのです。
今日本ではふたたび英語ブームが起こりつつあります。それも小学校から英語の授業が行われるということから幼稚園で英語クラスがあるのです。イギリス英語ーアメリカ英語違うのですねー。「マイ・フェアー・レディー」ほどで無いにしろ・・・。ちなみに私の職場では先生がスコットランド英語です。

革袋の一滴 さんのコメント...

匿名さん こんにちは コメントありがとうございます。

スコットランド英語とはまた難解な英語ですね。当地では、大手保険会社の広告の一つにゲッコー(トカゲの小型です)が会話をするのが受けています。 そのゲッコーがスコットランドアクセントなのです。 可愛いですよ。でも二回目で理解できます。 
匿名さんのようにあらゆる国の英語に接すると、日本人の英語に対するシャイなところが 不思議に想いませんか?