2010年6月13日日曜日

日本語 英語 いろいろ  その2

ヒューストン市は過半数の人口がヒスパニックで占められている現在、ローカルテレビのニュース キャスター はヒスパニック系と入れ替わったように見える。

そこで 面白い現象は、文章の中のヒスパニックの固有名詞の箇所は 完全なる原語のアクセントに変わる。ロドリゲス、ゴンザレス、その瞬間キャスターが巻き舌になって名称を読む。

例え殺人鬼や窃盗犯の名前でも、 彼らがメキシコ系なら 名前だけは正確に発音させてもらいます。 そんなテライが見える。しかし、だからと そこに日本語の固有名詞が出て来た時は~期待しないほうが良い。今何言った?となる。 

何処の国の人でも、外国語の発音には相当にいい加減な処があるが、 勿論 アメリカ人はその最たるところ。 カメラのニコンをナイコンと呼ぶのはもう固定した商標らしい。 我が家族も各自カメラ の ナイコンを持っているが、わたしの前では少し呼吸を整えて ニコンと発音する。私の目が怖いらしい。 そうでしょう、そうでしょう。

日本が発祥の地であり、原語なら やはり 何処の地の果てへ云っても 日本語の発音を通してもらいたいものだ。 しかし、これは 国を出ている私たち日本人にも言えることで、 結構な数の日本人が英語で会話する時に、アメリカ人の発音と同じ呼び方で日本の単語を云う人が居る。
そう云わなければ相手が分らないだろうと思ってという感想を聴いた事があるが。
そんな心配はいらない。相手が分らなければ教えてあげれば良い。 英語の途中で母音の強い日本語の単語を挿入するのはなかなか難しいと云われたこともある。
けれど、その人が英語を大切に想い、正確に使おうとするなら、やはり日本語にも同じ姿勢をとってもらいたいと要求するのは行きすぎだろうか。

何人かの国際結婚をした女性が、 彼女達の夫が日本語の勉強を始めたが、 日本語は理論的でない、 理屈にあっていない、 一定していない と批判して 投げるそうだ。 中には 自分が納得するように説明をしてくれるまで 勉強はしない という 不埒な夫もいるそうだが、 所詮言葉なんて 理屈ではない。 暗記だと私は理解している。

英語にしても 全く理屈にそっていない。初めて私が姑の家の台所に入ったとき、 「そこにある マージョリン(Margarine)をとって頂戴」と言われた。少し困った。マージョリンが何か知らなかったから。

彼女はマーガリンの容器を手にして、これが マージョリンよと言う。 ゲッ 、それマーガリンですけど。 
Margaret をマーガレットと云い Margarita  をマルガリータと呼ぶ。しかし、Margarine を何故 マージョリンと読む。


サプルメントの一つを電話注文した時に、 日頃名高い意地悪バーさんが応対にでた。サプルメントの名前を伝えた時、この意地悪バーさんは その発音では 何の商品か分からないという。 私は続けて、 在庫はあるの?彼女は在庫はあると云う。明日には届ける。 それでは 私が何を言おうとしているか理解しているではないか。しかし バーさんは後に引かない。 もう一度 商品の名前を云えと私に要求する。語源はラテン語である。 正確に云えば双方の発音が間違っているケースもある。しかしこのバーさんは頑固に自分流に発音して欲しいらしい。 二度繰り返してやっと彼女流の発音をして彼女は満足した。 

しかし 相手が悪い、 私は心根の曲がった人である。そこで、 私の名前を伝えた。  彼女は何度も聞き返しながら やっと名前を書き取ったあと こちらが いっちゃもんを付けた。
どうせなら 私の名前を発音してみてよ。 その時彼女は アッとおもったらしい、  出来るはずがない。 彼女は 「 私の行きすぎでしたね。」の言葉でその電話の会話を終わらせた。   

2 件のコメント:

あらま さんのコメント...

ケンカをするならドイツ語で、愛を語るならフランス語で・・・
それぞれの言語には、それぞれの特徴があるみたいですね。
小生も、アメリカ人に何回も発声を強要されたことがありました。
L と R なんて、右と左も分らないのか・・・と皮肉られてしまいましたよ。
ところで、日本人は KISS がヘタなんだそうですね。
ドイツ人の友人の分析によれば、どうやらそれは、日本語の発音の仕方にも原因があるみたいです。

革袋の一滴 さんのコメント...

NASAスペースセンターの中では 日本語とロシア語を勉強することをシャトル関係の技術者に奨励しているそうです。多分両国から資金と技術援助を受けている返礼ではないかと訊きまし。日本語の教師は日本人の女性一人。
ロシア語にはなんと10名の教師がいるとか。
面白い事は、 日本語を勉強している宇宙飛行士や技術者は気軽に日本語の単語を普段使うそうです。 それは 日本から来ている技術者や教師が 「お上手ですね」とほめるからです。でもロシア語の生徒は 決して言葉を外で活用しないとか。 それはロシア人や教師たちに聞かれた時、徹底して発音の間違いを直され、まともに発音するまで 簡単に言葉を使うなと怒られるそうです。
国民性の違いですかね。