2010年6月27日日曜日

歯医者

就寝前に何時もの習慣でデンタルフロスト(糸楊枝というとか)を使用中「ポロリ」と奥歯が一本落ちた。
この歯は十年ほど前に虫歯の治療後にクラウンを被せた。800ドルの支払い。

一昨年同じ歯が痛くなり、別の歯医者で神経を抜いてまた新しいクラウンを被せた。当たり前の話であるが。
それで600ドル+250ドル(これは神経を抜く治療代)その歯がぽっきりと根元から折れて、バスルームのシンクの中でコロリン コロリンと右に左にと遊んでいる。 冗談ではないですヨ。

翌朝歯医者へ電話、出ない、出ない 一日中電話に出ない。クリニックへ出かけてみたら 「Close」と札がかかっている。 翌日も 応答なし。
留守電もない。このベトナム人の先生は予約の無い時は看護婦共々 フット消えてしまう。
まさか また休暇でベトナムへ里帰りではないことを願う。 

やっと女性が電話に出たのが金曜日。 本当に電話から腕を出して首を絞めてやりたい。電話口で、 アラ オカシイですね。
水曜日が休みですが、その他の日は 開業してましたけど~ 嘘つけ、しかし やっととれた予約が翌週の月曜日。
それまでは笑う時は ニッとするだけ。 大口は開けられない。

不思議な歯医者で、 対面とかまったく気にしないらしく、別に貧民街の中の医者といったわけではないが、
ガラスドアは汚く、 椅子は破け、 待合室の観葉植物は全部枯れている。外からみると、そこだけが 「倒産夜逃げ中」といった印象を受ける。
時々受付に座っている医者の奥さんは金ぴか。 一流のスーツを着て、金色のネックレスや イヤリング、 次いでにスーツのボタンまで 金色。
ニコニコと実に人当たりは良い。
看護師もベトナム人だが 彼女まったく英語ダメ。コンニチワも云わない。マスクの外に出ている目も笑っていない。
治療中は医者は英語とベトナム語を交互に使っての奮闘である。

しかし この看護師さん結構気が強くて、医者と口論をする。私が口を開けて待っている顔の上で ベトナム語で議論している。
そして彼女が負けると、当たり前だが、器具をガチャンと投げやり、医者が耳元で「女は怖いね」と囁く。

何故このクリニックへ行くか? 自分でも分らない。手が器用であることが良いからかな。
なんでも 大学は薬学だったそうだが、就職活動中に金ぴかの奥さんから、アナタは歯医者に向いてます。
今から歯医者になりなさいと言われ、家族を離れて月謝の安い遠くケンタッキー州立の学校へ一人寂しく行ったそうだ。

私は彼の治療技術を信用していたのだが、 今回歯がポロリと落ちた状態からみて、腕が良いというのも少し難しくなってきた。
また次の歯医者を探すのも面倒なのだが。 

4 件のコメント:

じゅんたろう さんのコメント...

歯が痛くないってのは羨ましいでしょう!私はすでに歯痛から抜け出ました。上の歯、全部ありません!どんなに冷たいものを食べてもしむこともありません。
なんとなく頼りない歯医者さんですね。それにそれほど費用がかかるのですか。日本では台湾の歯科医が上手で早く、しかも安いってので台湾まで行くのだそうです。しかも日本の医療保険証を見せると、其の対象になるというのです。
もっとも日本でもいい腕の歯医者に出会うのは至難ですが、幸い家の近くに革新系の団体が経営する歯科があり「うまい、安い、早い」と三拍子で助かっています。お大事に。
 

あらま さんのコメント...

何か怪しいですね。
ホントに医師免許を持っているのか疑ってしまいますね。
小生だったら、躊躇なく歯科医を替えますよ。

革袋の一滴 さんのコメント...

今のアメリカで新しく医者として誕生するのは、 中国、ベトナム やインド系が多いです。 あの猛烈な勉強と研修生時代の過酷な労働に耐える精神力を彼らの方がもっているのだそうです。
私の内科医はインド系の女性。クリニックの持ち主はベトナム人です。
大きな病院へ一歩入ると、実に国際色豊かな医者たちです。 でも一つ云えることは、此処で産まれた二世は白人の医者同様とても患者に優しいです。 

革袋の一滴 さんのコメント...

クリニックへ一歩入って 直ぐに医師免許書は見ました。それも 卒業が必ずアメリカ国内であることも確認しました。  実は以前の歯医者はバリバリの働き盛りのアメリカ人だったのですが、 メキシコ人の助手をたくさん置いているのです、 その人たちがなんとマー 医師に聞かないで好き勝手するのです。 そこで私と友人は もう二度と行くのやめました。
次がこの人。 本当に婿を探すように いい人居ないですね。