2010年12月2日木曜日

サンクス ギヴィング

「やっと終わった感謝祭」とか如何にも忙しげな言い方だが、今年は少しも忙しくなかった。
子供たちが同居していた頃は、感謝祭の日は知人家族や、独り者が集まってのそれは忙しい日々であったが、
息子が去り、娘が去るころには同じように友人たちの生活も少しずつ変化してくる。

そして、いつの間にか忙しいのが嫌になり、出かけるのが嫌になり、人が煩わしくなってくる。冬眠中の熊のように、
家の中でジッとしているのが自分たちに合ってくる。 寂しいと言えば寂しいのかもしれないが、 人の人生は 繰り返しであるから、若い人たちが又同じ事を繰り返して社会が成り立つのかもしれない。

そして、かつての私たちの年齢にちかづいている息子や娘は今や人生の現役である。祭日はいろいろと計画を立てる楽しい日々のようだ。
この感謝祭には、娘は、友人の家で 食べ物持ちよりの賑やかな日だったようだ。 付け加えれば 娘の誕生日でもある。 まとめて友人たちから 誕生パーティーをしてもらったようだ。

息子は家族を連れて山の中へ三日間のキャンプへ行ったと聞く。一般的には料理の好きな息子が七面鳥を焼いてとなるのだろうが、 婚約者が来客を嫌いな人なのだそうだ。若い女性としては珍しい性格である。  そういえばもう三年前になるが、 私たちが子供たちとクリスマスを過ごす為にサンデエゴへ訪ねて一週間ホテル住まいをしていた時も、一度だけ、息子が自分たちのアパートで食事をしようと誘ってくれたが、 私たち夫婦と娘が訪問したとき、彼女は寝室に籠って30分ほど出て来なかった。

そっと娘に訊いてみた? 「私たち嫌われているの?」そうではないらしいけどね、初めて私がこのアパートへ訪問した時も、彼女は長い間部屋から出て来なかったしネ~。
ホレさ、アナタは心理学の仕事でしょ?どうしてこうなのかと?分析してみてよ!と冗談を飛ばしたが、娘から返事はなかった。 

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