2009年4月13日月曜日

二ドル ショップ

おらが街に日本からはるばると100円ショップが来た。 アメリカに 99セント ストアーが出来たのはもう十年数年ほど前になる。 あの頃の99セント ストアーは何故かインド系の人たちが経営していた。 店一杯のガラクタ。 もう何でもあり。 しかし その頃はアメリカも不況に入っていた折で、クリスマスの買い物を99セント ストアーで済ましたつわものも知人の中に居た。 その99セント がいつの間にか 1ドルに値上げしていて、 今は店の看板に 1ドル ストアーと書いてあり、 スケールも 個人経営から、マンモス 企業に衣替えである。もうあちらこちらに建ち、庶民の需要を満足させてくれる。  

一昨年東京を訪ねた際に百円ショップへお邪魔した。建物の規模が小さいせいか、品物があふれるばかりの量が陳列されていて アメリカの 1ドルストアーより品数があるような気分で面白かった。品物もアメリカのとはだいぶ違う物が並んでいる。 こちらは 家庭内装飾、安物の敷物、飾り物、洗剤、自動車内小物が多いが、日本の百円ショップは多少趣が違って、家庭内小物、特に台所用品が多かったと記憶していた。  もちろん私も結構な数の買い物をして、スーツケースに詰め込み持ち帰り、日本からのお土産が百円ショップの品物だったと冗談にもならない話だった。

 その日本の百円ショップが船に積みこまれてそっくりこの街に引っ越して来た。
中国人街のど真ん中、 駐車場は裏側と書いてあるのに従うとなんと スーと二階まで行く。百円ショップの為に二階に大型の駐車場まで出来ている、さすがアメリカ。一瞬この駐車場込の採算が取れるのかな~などと他人の懐まで心配する自分が可笑しかったが、一歩中へ入って たまげた。「いらっしゃいませ~」と若い男女の日本語が飛んできた。 中の店員一同が 新しい客の到来に全員が声を掛ける。そして店を出て行く客には 「ありがとう 御座いま~す」 まさに日本である。 ちなみに 店員の顔はみな東洋系。 エプロンを掛け、ニコニコと客への応対もそつがない。 そして、買い物のさい中はしっかりと 客の手元を見つめている。 絶対に万引きはゆるしませんぞとなかなか気迫が出ている。けれど 彼ら日本語は全くダメ。 中国人経営である。

しかし、商品はすべて 二ドルである。「二ドルショップ」となる。 そうであろう 専用の二階駐車場に、 船舶料の経費が加われば 二ドルでよくぞ落ち着きましたと褒めてあげたい。

先日も私は又出掛けた。 一人用の一時間漬物用プラスチック容器、流しのスポンジ入れ、 我が家にはタッパー容器はたくさんあるのに、おにぎり用お弁当箱。魚網焼き、二度のお参りで50種類の二ドル商品が我が家に散らばっている。この街にも一つ楽しみが出来たようです。   

       

1 件のコメント:

じゅんたろう さんのコメント...

職場への行き帰りに百円ショップの前を通ります。ちょっと寄り結構満足しています。
スーパーなどで同じものが三割ほど安いのです。今年のヴァレンタインのお返しに包装材料など楽しい物がありとても重宝しました。
ただし殆ど中国製です。ところで今日本では「中国製」と表示されたものは買いません。特に食品は注意しなければなりません。国産品の半値か三分の一ほどの値段です。とても残念な事です。野菜や生鮮食品はその他韓国、フィリピン、ヴェトナム、マレーシアなど近隣諸国からの輸入ですし穀類はアメリカやカナダです。食肉製品はアメリカ、オーストラリア、デンマーク等々。国産自給率は30パーセントを切るでしょう。ここで考えたいのです。冬にトマトや胡瓜、ナスを食べる?
栄養価は如何でしょう。そして値段はともかく輸送によるCO2の弊害ははかり知れません。百円ショップのラベルで私は国産の物しか買わないことにしています。馬鹿げた抵抗だと解かっています。無論、普段利用するスーパーでの買物でも心がけています。
不思議なことを発見しました、原産地表示が無く「販売者」とあるだけのものがあります。製造者は?表示していません。
百円ショップの商品で危険な要素を含んでいないでしょうか?以前中国商品で絵柄のある食器に砒素が出ました。今は大丈夫でしょうか。