2021年10月14日木曜日

 今年の夏はニガウリを植えてみようかという思いつきに縛られ、セッセと中国系の店からニガウリの種を見つけ、3ガロンのサイズのプラスチック製植木鉢を買い、能書きの通りに発芽から初めてみた。  何をするにも、はじめとは楽しいもので、 空想と夢に踊らされて、 セッセと水やり。ムクムクと頭を出してきた小さな芽はなんとも愛らしい。 早速二つずつ、大きな鉢に植え替え、 四つの鉢は未来を夢見て、青空高く伸びるようにと私の愛と希望とともに成長し始めた。  

ロープに最初の一歩を添えてあげたのだが、 どの子も成長が実に遅い。チロチロと小さな葉と蔓が伸びてくるが、 本当に小さい。色も黄色い。私は緑のみずみずしい蔓を期待していたのだけどね。

それでも 一か月ほど我慢したら、黄色い花があちこちで咲き出した。 なんだ 出来るんじゃないのと、こちらも心に少しゆとりがついたが、それきり。 でも 小さなウリがロープからぶら下がって居るのだ。 なんと可愛いこと。

何週間たっても いくつか出来た私のニガウリは 7cm以上伸びない、痩せこけて、ショボいウリ。どれもこれも。と言っても結局 3つしか成らなかったけど。

そのうちに、色がオレンジに変わり、次に真っ赤になってきた。 店頭で赤いニガウリを見たことが無い。

中も真っ赤、種は真っ黒、悪魔のごとき生き物を育てたような気がする。   



 

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