2008年8月3日日曜日

じゅんたろう さんが投稿 "じゅんたろう さんが投稿 "天国と地獄" に新しいコメントを書き込みました。" に新しいコメントを書き込みました。


いやいや、なるべく避けて通りたい課題です。 あわてて梅原猛著「地獄の思想」という恐ろしい本を引っ張り出しました。 地獄極楽という考えは必ずしも仏教に限っていないようです。閻魔様は道教と仏教が混交したものですし、生に関して釈迦の思想そのもも「死老病苦」と現世を説き否定的です。 日本で浄土教が出てきてやっと西の極楽浄土から阿弥陀如来が人を迎えに来ると言う考えが民衆にいきわたります。 下克上の世にあって出てきた為政者にとって都合の良い思想です。 この世では「おしん」のような日々を過ごし死んで閻魔様に舌を引き抜かれなんて考えたくもありません。 日本にある仏教といっても必ず元を正せば同じというのではなく、まるで違った宗教のようです。 乱暴な言い方ですが、禅宗は無神論、真言宗は一神教でその他は多神教です。 経典の中にも明確に載せてはいないようです。 ややっこしいので詳しくはまたの機会にしますが、空海の説いたものに「密厳国土」という言葉があります。 それは大日如来(一神)の世界であると同時に我々が今存在している世そのものでもあるというのです。 「秘密曼荼羅十住心論」に説かれていますが、これには人の生き方として十の段階があるといいます。 
一の段階はまるで羊の如くがむしゃらに喰らい交わり怠惰な生活と喩えたものから終局がこの「密厳国土」の状態、すなはち「即身成
仏」なのです。 間違って生きながら仏?にとミイラになった人がいますが、とんでもない勝手な解釈と誤解です。 大日如来の世界においては聖と俗は無化されて区別が無いのです。 従って地獄も極楽も考えとしてはありません。  
長くなりましたが、他の仏教諸派でも地獄極楽と本気で説いているものがあるとしたら考え物です。
さてわがキリスト教? 困りました、判りません。
じゅんたろう



じゅんたろうさんコメントありがとうございます 

仏教は奥が深いですね。というよりもわたしには、迷路に入るようです。 はたしてどれだけの人たちが自分の祖先が守ってきた宗派がスラリと言える人は少ないでしょう。それでも誰もが、地獄、極楽の話を知らない人はいないです。人間が生きていく上で、モラル、法律、宗教の教えに基ずいて悪いことはしないようにと心がけて生活するわけですね。その最終地があるかもしれない地獄、極楽が待っていると伝えられてきたのは実に人間社会に置いて賢いことです。

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