2008年12月12日金曜日

恵みの雪



昨晩このヒューストンの街に一夜のジョイが恵まれた。 ほんの二時間か三時間であったが雪が降って来た。積雪??三センチである。 それも12月の初旬に降ったのだから驚きである。 温暖化よ何処へ行った。 二日まえには時折冷房を入れないと少し蒸し暑いかと感じてたのに、なんと二十四時間後には雪である。 しかしそれも一夜の夢と化して、今日は陽がサンサンと照る小春日和の気候。 まったく体の調節に困る。 

お向かいのイギリス人家族の子供には生まれた初めての雪、クリスマスの飾りつけに大きな電動雪だるまを回していたのが、本当の雪が降ってきたのだから大変だ。庭に出てキャーキャーと叫んで転げ回っていた。 もしかしたら、今日あたり風邪をひいて寝ているかナ。 
お隣の家の前の飾りの付いたツリーが本当に白い雪で覆われて、少し早いホワイト クリスマスを街の人々が味わえた一夜となった。

いつもより少し遅く、もう暗くなって事務所を出たときは、 車のライトに照らされるもの見てアレッと思ったが、まさかである。 高速を走るうちにそれが雪だと知った時はもう嬉しくて諸手を上げたかったが、その反対に、闇夜の雪降りの中の運転がいかに大変か知らされた。 走るうちにサラサラ雪が少しドカ雪に変化して、車のフロントグラスに向かって飛び降りてくるような気迫には閉口した。 こんな経験は初めてである。そして頭をよぎったのは、今日はタイヤの新しいのを買って付け替えてもらうつもりが、面倒くさいが先に立って店に行かなかったことを思いだし、もう一度シマッタと嘆く。 「おー神様、この数珠つなぎの車の中でどうか事故を起こしませんように」と祈りながらの帰宅である。情けない。

毎年、十月になるといつも通りの蒸し暑さが遠のき、ハロウィーンの準備の子供たちが凝った衣装を着て寒い中を飛び回る準備おさおさないのに、三十一日のハロウィーの日は温度が逆戻りして子供たちが汗をかきながらぶあついコスチュームで苦しむのが習わし。
そしてまた少し涼しくなって、サンクスギヴィングの頃まで続き、 その日が来ると、各家のオーヴンでターキーを何時間も焼く日は初夏の暑さになり、ショーツにT-シャツ、冷房を入れて食事となる。 

クリスマスは普通冬らしい季節が戻り、生誕の祝の教会への道のりは楽しいドレスアップを楽しめるが、翌週はプレゼントでもらった素敵なトックリのセーターや、厚手のコートを若い人たちが着用して、ポカポカの小春日和に汗をかくのが常である。

一月の後半から二月に本格的な冬の季節になるはずが、 昨晩の雪は一体どういうことになるのかしら。 世の中が少しずつ狂って来ていると一緒に、「自然の女神」もお歳には勝てずに少し老衰かもしれない。

  

 

2 件のコメント:

じゅんたろう さんのコメント...

ヒューストンの天気を時々見ています。一日の温度差がとてもい激しいですね。日本もそれほどでもないにしろ小春日和、インディアン・サマーと云いますかこのところぽかぽか陽気です。この温度変化で幼稚園児も体調を崩している子供が多くなってきました。19日で今年の学期はおしまいです。
優しい子供達が私にと自分のおやつ袋からキャンディーやリンゴ、温かいコーヒーをくれたりします。クリスマスの意味を知らない子供達や両親ですが、こんな気持ちが持てる人々がいるって事が嬉しいのです。私は小さなギフトをいつも用意して、たとえばケーキのような格好にしたハンカチなど、それに答えます。私にとってクリスマスは悲しい季節なのです。十字架でなくなられるためにお生まれになったイエズス様。我が家のクリスマスは毎週一本ずつ増えるキャンドルの光のみです。二三日前私は寒さで膝裏が痛くなりびっこを引いていました。喘息もちの子供がハイとホット・パッドを差し出しくれました。涙が出ました。これがクリスマスなのです。
皆様良いクリスマスを!

手負い虎 さんのコメント...

皆さん、ロマンチックなクリスマスでいいでねえ。

私は獲る猿の家族に、クリスマスプレゼント、何がほしいかと問い合わせたら、100円ショップの歯石取りの引っかき棒がほしいとか、置いていった古着を送って暮れとか、風邪引いたり埃を吸ったりすると咳が出て困るのに、獲る猿にはいいマスクがないから、日本のマスク送ってほしいとか、爺さんの尿漏れ防止パンツがほしいとか、ロマンもへったくれもない注文ばかりで、うんざりしています。しようがないから、大人には介護用品ばかり送って、孫に正月の凧を送りました。

喜んでくれるのかな・・・