2009年1月22日木曜日
お豆 3
お豆の刈り取りから二週間目にやっと自分の足を取り戻した喜びは大きい。腫れあがったくるぶしと痛みが伴うが、自分の足で歩くことが本当に嬉しい。 しかし使わない肉体の衰えの速さには恐怖を感じた。わずか二週間で歩きはじめた右足が萎えたようにガクッと膝が折れた。
一週間後の検診で取ってもらえたギブスは、診察後に再び付けられ、泣きたい思いの数日。 五日後の診察でギブスから解放されたが、今度はロボットの足を付けられた。 もう歩く練習をして良い、車の運転もして良いと云いながら何故にロボットの足を付けるのか不思議なのだが。
室内での歩行、車の運転、歩く練習の時は外して良いが、 外出には付けるようにという。ロボットの足を付けて杖をついて歩けと云う。 矛盾している。
何処から見てもロボットの足としか見えないこの足は、前、両脇と後に管があり、 足を入れて固定した後、その管から空気を入れて内側をしっかりと足に添わせるのだが、 技師が空気を入れ過ぎて、中の足が締め付けられて悲鳴をあげていた。まだ腫れている足くびを絞めつけるのだから、悲鳴は足からだけではない。私の神経も悲鳴をあげている。 それでもわたしは病院を出るまでは素直にそれを付けて出てきたが、帰宅と同時に外してそれでお終い。まず二度と触ることはないだろう。 歩けば歩くほどに足もしっかりして、 痛みも腫れも日一日と消えていくのに予備のもので固定されては快復が遅くなるだけのように思うのは私の焦りだろうかしら。
出来ることなら二週間後に決められた診察の予約を最後にこの医者とお別れが出来たらどんなに素晴らしいだろうかしら。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
3 件のコメント:
おはようございます。また関係ない自己中心的なお願い。この写真、絵の題材に使わせてください。よろしく。
どうぞ。このロボコンの足がどのような絵の題材になるのか楽しみです。
使い道の無いこの足をEbay で売ろうかと考えましたけど、ebay はメディカル関係の品物は受け付けなかったですね? 花でも挿して部屋に飾りますかね。
何と、まるでスキー・ブーツですね。骨折ならともかくも使わないってのは賛成ですね。
私が三十代の頃左のひらめ筋を切リ約一月ギブスをまかれました。見る見る筋肉は衰え左右別人の足のようでした。ギブスを取ってからも一月はよたよたしか歩けませんでした。
日本の外科補助器具はもっとシンプルです。「本来、人は傷ついた身体を元に戻そうという力が働くそうです。器具はそれを助けるものでなければならない筈です。」と私が通っている整形外科の療養士のアドヴァイスでした。
コメントを投稿