2009年2月1日日曜日

手負い虎さんがコメントを投稿「矛盾―わからない」

以下のコメント、不真面目と思われるなら、どうぞ削除してください。

私の娘は、その未婚の母です。単純に、そういいきってしまうと、そこまでに至った彼女の心の葛藤も、母になると決意した心の底にある信仰も、何も見えなくてただの最低な世相の反映を地で行く人間に見えますが、そうなるまでには、そうなるまでの、事情というものがあります。

で、言いたいことは、彼女は自分のためにも子供のためにも最高の環境であるエルサルバドルに行って、子育てをしています。かの国がそういう事情の人にとって、「最高」な理由は、国家も地域社会も、学校も、「命」のことに介入しないからです。

そこに「いる」子供は、ただ「いる」と理由で、誰でも「ものすごく」可愛がってくれます。可愛がってくれない人は、カトリック倫理や世間体を、「愛すること」より優先させている「学問と教養と自称信仰のある」人々です。

そしてエルサルバドルという国は、私が暮らした時代は識字率50%の、貧困率90%の、そして「心豊かな助け合いの精神に満ちた、性の倫理のかけらもない人々に満ちた」国でした。

アメリカで苦しんでいた娘が、エルサルバドルに行かざるを得ない状況になったとき、私は、「これで孫は安全地帯に行く」と心から安堵しました。

これ、私としては冗談で言っているのではありません。



手負い虎さんコメントありがとうございます
手負い虎さんのコメントは少しも不真面目だとは思いません。 沢山の問題を提議していらっしゃいます。

1) 手負い虎さんのお孫さんが,エルサルバドアで大勢の親切な方々に見守られてすくすくと育っていらっしゃることは大変素晴らしいことだと思いますし、 その土地が、そのお孫さんにとって安全地帯と親御さんが考えていらっしゃるのはそれはそれで素晴らしいことです。

2) しかし、それには、娘さんにとって親族と云える方々がそのエルサルバドアに住んでいるというのも幸運であったと思います。  まったく見も知らない他国の女性が一人でエルサルバドアの土地で子を育てようとしても、それは おのずから事情が変わってくることでしょう。

3) もし、娘さんがアメリカで母子家庭として子供を育てようとした場合ですが、やはりお孫さんは育ちます。  このアメリカは偏見と差別の国とお考えのようですが、母子家庭を阻害することはまずありません。 父親不在の理由だけで、娘さんは医療施設が無料になります。 キリスト教の教会が手を差し伸べます。 アメリカの国が娘さんの生活費を見ます。 その額は高校教育の若者の給料よりもはるかに上回ります。 もし娘さんがその先まだ勉学を望むならば、その費用も支払われます。もう一つ大学では、外国人であることを利用すればいろいろな奨学金が手に入りますのもアメリカです。 

オバマ大統領の母親は18歳でオバマ氏を産み、離婚、その後両親に子供を預けて大学へ進み、外国人と再婚、その地へ移り住み、 離婚、アメリカに戻り、母子家庭として社会福祉に申請して学費と親子の生活費をアメリカの国が支払って大学院の学士号を取っています。 それでもオバマ氏に云わせるとこの国はまだまだ福祉が足りないと改善を唱えています。

ただエルサルバドアのように、娘さんのお父様やおじい様などお身内が居ませんから家庭的には寂しい環境になるかもしれません。
その意味では、お孫さんが当地で育ち、 その地で立派なエルサルバドア人として成長することをお祈りいたします。

1 件のコメント:

じゅんたろう さんのコメント...

手負いの虎さん、私も不真面目とは考えません。どのような事情があるにせよそれを受け入れることが出来るエルサルドバルに敬意を感ぜずに居られません。イエズス様が地面に字を書いて「あなた方のうち罪の無いものが・・・」と言われたように、誰が他を非難批評できるでしょうか。私はとんでも無い年になって幼稚園に勤めています。約三百五十名ほどの園児に主が幼子を喩えに私たちに諭された聖書の箇所を激しく実践しようとしています。思い出したくない過去、告解も出来ない過去があります。唯、日々の仕事に主の前に苦しみながら許しを請うのみです。
私は、日々誠実につんと澄まして日曜日には御ミサに与り、清く気高く美しい態度でグッサッと人の心に攻め入る信者ではありたくありません。悲しむ者と共に悲しみ、泣く者と共に泣く日々のほうがずっと平安を感じます。娘さんとお孫さんのために祈らせてください。