2009年5月15日金曜日

今 話題になっていること  2

学校の卒業式にお偉いさんが演説をするのは 古今東西を通して恒例のようである。 私が小学校の頃は オラガ街のお偉いさんとしていつも 地元の都会議員さんが壇上に立ち、兎に角めでたい めでたいと「万歳三唱」をして ニコニコと ご帰宅していたのを覚えている。 

私の娘が大学を卒業したのは 8年前、やはり 地元のお偉いさんになるのだろう、 ブッシュ大統領(こちらは父親であったが)の祝辞があった。 私たち父兄は 大統領の話よりも、 周りにミエミエに立ち並ぶ 黒いスーツに 黒めがね、 耳からワイヤーをぶら下げた ボディーガードが こちらに体を向け カット目を見張っていたのが印象的であった。

結局卒業式の季節は彼らの稼ぎ時らしい。 現大統領のオバマ氏も、ヒラリークリントン夫婦もあちこちの大学に出席している。

さて二週間ほど前に オバマ大統領がジョウジタウン 大学で演説をしたときに問題が生じた。
スピーチの翌日に 大学側が 建物の壁に彫られている 宗教的彫刻と十字架の覆いを外しているのが写された。 これは オバマ大統領の依頼でと発表されている。  学生たちが其の日に講堂に現れたときには もう全てのキリスト教を表す 象徴物が覆われていた。 
学生達は即 大学側に返答を求めたが 受け付けてもらえずに 式は執り行われた。

次にオバマ大統領が出席する卒業式は ノートル ダム (Dotre Dme)大学。これに関してはもう一ヶ月も前から 賛否両論 議論が展開されている。 この大学は カトリック系の大学として知られている。 
大統領の趣旨とカトリックの趣旨の違いが理由である。 この卒業式の演説への反対は 全米の司教86名及び ヴァチカンの司教数名が異議を唱え、又 学生の中にも自分たちの大学卒業式に出席を拒否する動きがあるそうだ。

卒業式は 17日、さてどうなることやら。  

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