2009年11月4日水曜日

遠足 2



どしゃぶり雨がつづく毎日だが、雨にも負けずに家を出て~ 集合地まで一緒と Bさんを迎えにいった、Bさんが何やらご主人と雨の中で 小競り合いをしている。 あれ!何か問題が出たかナ?
なんと Bさんのご主人は 女性ばかりの一泊旅行を心配して 奥様のハンドバックの中へ小型ピストルを入れようとしていたそうだ。 「そんなのいらないわよ」と突っぱねて車に乗り込むBさんは 「まったくも~」といともおかんむり。
分かる! 我が家の亭主もかつて外出などには私にピストルの携帯を要求、いや懇願していた。 
冗談じゃない、 よからぬ奴は真っ先にバッグを取り上げるのに、 「すいません、 バッグは持って行って好いですけど、中のピストルは返して下さい、 そうすれば アナタが撃てますから」とでも云うのだろうか? 年に何回かは射撃の練習にも引っ張っていかれたけれど 私はあの爆音が嫌いなので もう止めた。あの音は肌に合わないし、この年齢になったら そのような事件勃発状態のときは もうかまわない 殺してもらう、そのほうが簡単である。しかしこれが アメリカなのだ。 

Cさんのお宅に集合、彼女は 一人留守番する旦那様へ ワンちゃんの散歩の指導で忙しい。
要介護のワンちゃんがもう椅子の上へも上がれないとかで、しっかりとお尻を持って手伝ってあげることなど説明していた。

Aさんの旦那様は自営業だったが、最近退職して奥様にレクサスのSUVを買ってくれた。 まだフルタイムで仕事をするAさんから、私の内助の功で買えたのよと反論が出るかもしれないが。

Aさん運転のレクサスへ全員乗りこむ、その頃から 女性軍のオーラに雨は姿を消してくれた。出発と同時にAさんが宣言する。
「主人がね、 アナタが運転するなら、女性郡の会話には加わるナ、会話に耳を傾けるナ、 お友達に運転中は話しかけるナとお願いしなさい と云っていました」。私達も一斉に頭を立てに振って 「ハイ 了解」  
そして一路西へ向けて四人は止まることなき会話を続行したのです。

人口36,000 の小さな町 New Braunfels 歴史的建物とGruene(Comminityと呼ばれるドイツ村。
けれど、ナビゲーターのBさんの誘導先は今回の主になるイベントである世界三大ショッピング モールの一つ factory outlet store がこの町に在る。外国へ行かなくても揃えられる世界のブランド商品の店が200店以上。スターバックでのコーヒー一杯で私たちの買い物勤行は7時間続いた。

ドイツ風料理も食べた、ドイツ ソーセージもお土産に買った、つかみ合いもせず、 怒鳴りあいもなし、「タノシイネ~」の言葉連発の遠足は無事終わり、帰路は次の目的地の話し合いを始めた私達の遠足は成功だったのだろう

2 件のコメント:

あらま さんのコメント...

こんにちは、お邪魔します。
楽しく拝見させていただいております。
3人集まれば、日本では「かしまし娘」。アメリカでは「チャーリー・エンジェルズ」ってところでしょうか ?
それよりも更に 1人多いのですから、さぞ賑やかな旅だったでしょうね。
とにかく、運転に集中しなくても無事にご帰還されたことには、アメリカの広さを感じます。
「思い立ったら吉日」。また、楽しい思い出を作ってくださいね。

さて、アメリカは銃社会ということで物騒ですね。
ハンドバックが危ないとなると、普段、女性は、どこにピストルを携帯しているのでしょうか ?
ボンドガールのように、御足にホルダーを巻きつけて、そこに拳銃を納めているのでしょうか ?
・・・なんて、よからぬ想像をしています。

じゅんたろう さんのコメント...

結構楽しそうな遠足でしたね。銃を使うような目に合わなくて・・・、というのは投稿しようとしたらテキサスの基地で銃乱射、直ぐまたフロリダの事件です。ああ、アメリカは恐ろしいと言うところですが、日本でも銃を使わないまでも練炭や睡眠薬で数人の男性を殺した34歳女性の事件や、35歳女性のどうやら6人もの男性を殺した鳥取県の事件などがここ数日新聞やTVで報じられています。
それだけでなく、毎日のように殺人のニュースが流れる日々です。
「汝殺すなかれ」。もし私がピストルの携帯を許され、しかも相手も銃を持っており立ち向かわ無ければならないとしたら如何するかと考えました。
相手も殺したとしたらこの掟を犯すことになります。しかし、私が躊躇し相手が先に銃を発射し私が殺されても相手に「殺す」という罪を犯させることになるのではないだろうかとややっこしいことを考えました。